その悟朗の声を聞いて、また目を潤ませる瞳美。
静まり返るプロジェクトルーム。
「ただ…、発見が早かったのが幸いだと言う事だ。昨夜から朝方まで、誰かしら2人がマ~坊に、着いていてくれたらしい。」
瞳美、
「朝まで、ふたり…???」
「友達か知り合いか…。その辺は分からんが、まずはマ~坊、静かに眠ってる。俺も、これから戻る。」
「分かりました。ありがとうございます。……はい。気を付けて。」
受話器を置いて瞳美、鼻を赤くして、
「マ~坊…、脳梗塞の一歩手前なんだって。」
メンバー、
「え―――――――っ!!!!」
ジュリアン、
「そ…んな…。」
遼、
「うそだろ。」
智也、
「な…んで…。」
茉祐子、
「……。」
目を潤ませて…。
「…ん…???…ここって…???どこだ…???俺…???あたっ。頭…。」
将史。
ドアが開いて、
「おぅ~、目、覚めたか、マ~坊…。」
悟朗。
「はぁ…???ゴロ~さん…。おれ…、なんで…、ここ…。はい…???」
「実はな。いや、おぅっと…、ちょっと待て。」
急いで枕元のナースコールを。
「はい。どうされました???」
スピーカーから看護師の声。
「桐生が、目覚めました。」
「分かりました、すぐ伺います。」
「はい???俺…、いや…僕が、脳梗塞の一歩手前~~???」
可笑しそうに笑いながら将史、
「いやいや…、冗談よして…。そんな事…。有り得ないでしょ。まぁ…、ちょっと、頭はズキズキしますけど…。」
医師と看護師に向かって。
本田、
「ははは、それだけ元気があるなら、嬉しい事だ。但し、体は正直だ。まずは検査と治療に専念だ。承知出来るかな。最初に誤解されては困るが、君は、脳梗塞ではない。その一歩手前だ。それだけは誤解のないように。」
「まっ、そういう事だ、まずは治療に専念しよう、マ~坊。いや…、桐生。…で、ないと、みんなに怒られるぞ。孝さんに…。それに…叶ちゃんに。」
「あっ、あ~~。叶は…まぁ…。それより…副社長には…。んん…。」
「ぱかやろう、大事な仕事のパートナーだろ。それに、電話口で、涙声だったぞ、叶ちゃん。」
「うそ。あいつが…。」
「それより、ふたりってのは…誰…???」
「ふたり…???」

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庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。