「多分、いらっしゃると思い。戴いてました。お久し振りです。」
伊集院。
「その節はたいへん、お世話になりました。ご無沙汰してます。」
浩二、伊集院に挨拶して握手、そして加代子にも挨拶して握手。
「和さん、もんちゃん。玲子。」
浩二。
「あぁ…、もうとっくに、挨拶は済んでいる。」
和人。
「そうでしたか~。」
「素敵なお店だよ。ここは、早瀬さん。うん。」
浩二の左腕をパンパンと叩いて伊集院。
加代子、
「とっても素敵、大満足よ。」
「ありがとうございます。」
浩二。
「そこでだ。折り入って、頼みがある。」
伊集院。
5人共に、
「…ん…!!!」
恭子、そして玲子、口を両手で塞いだまま…、
「……。」
和人も夏輝も…、
「あ…、いや~~。あっ、あ…。」
浩二、
「!!!」
そして…、
「マジすか!!!」
和人、夏輝、瞼を熱く。
恭子、玲子…、瞳に涙を溜めて…、
「…う…、うそ…、そんな…。」
「全面的に、私と妻、そして、私のグループがバックアップしたい。やらせてみたい。いや、是非やってもらいたい。」
伊集院。
そして加代子、
「お願いします。私からも、是非。ご迷惑とは思いますが…。何とか…。いきなりで…申し訳ありませんけど…。私たちの初めての夢なんです。」
和人…、
「…夢…が…、叶う…。恭子と…、玲子の…。あ~~。」
「ただいま~~。あっ…、いらっしゃませ~~。」
笑顔で店に入ってくる智香子。
「へっ…、はっ…???どしたの…みんなで…???…なんか…あった…???」
その瞬間、恭子、玲子、智香子に抱き付いて…。
ふたり同時に、泣きながら、
「アン姉ぇ…。」
「えっ…えっ…???…何が…。どしたのよ~恭子~、玲子~???和~、もん…ちゃん…???はぁ…???こう…じ…???ん…???」
智香子。
「智香~~~。」
和人。
「はい…???…なんで、和…涙…???」
「…恭子と玲子の夢…。…叶うよ。」
夏輝も目を真っ赤にして…、
「はい。」
鼻を啜って…。
智香子、
「はい…???」

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庄司紗千 海をこえて
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。