「とにかく、逆に、私の方からお礼を言わせて戴きたい。本当に、無事で良かった。ありがとう。」
伊集院。
「そんな…、お礼だなんて…。私たちの方こそ…、全部…甘えてしまって…。」
恭子。
「いえいえ…。これも何かの縁でしょう。これからも…、何かお困りの事がありましたら、是非、ご連絡頂ければ…。朝比奈共々、お力添え、させて戴きます。」
「ありがとうございます。」
今度は浩二。
「でも…、どうして、私たちに、それほどまで…。」
「…多分…、縁でしょうねぇ。そして…、目に見えない…、関わりを…感じるんです。」
「は…、はぁ…。」
「…とは言え…、私にも…それが何であるかは…分かりませんけど…。ははは…。」
「目に見えない…関わり…???」
空を見る様な感じで恭子。
「スイーツ…、どうぞ。」
手を差し伸べて伊集院。
「あっ、はいはい。戴きま~す。わは。」
恭子。
「じゃあ、俺も…。」
浩二。
一口…、そして…、顔を見合わせる恭子と浩二、目を真ん丸にして、
「うまっ!!!」
「なにこれ~~!!!すご~~。美味し過ぎ。」
恭子。
「ん~ん~ん~。いやはや…。」
浩二。
笑顔のまま、コーヒーを啜る伊集院。
「ははは…。ん~ん~。」
「行って来ま~す。」
青山家の玄関で玲子。
「おぅ、行っといで。もんちゃんには話したの玲子???」
ドアの陰から智香子。
「いや…まさか…。ゆうべの今朝で…。無理でしょ、いくらなんでも。」
「ははは…、だ~よね。かかか。まっ、急ぐ事はないと思うけど。恭子帰って来てからだと…、ちょっと言いにくいんじゃないかって思ってね~~。」
「…つ~か…、アン姉ぇ…その一言…、かなり私にはプレッシャーなんだけど…。」
「おほほほほ~。では行ってらっしゃい、玲子様。」
そう言って玲子に頭を下げる智香子に、
「何してんの智香~???」
廊下を歩いて来て和人。摩可不思議な面持ちで…。
それを見て玲子、
「かかか…、んじゃ、行って来ま~す。」
「おぅ、気を付けてな~。」
和人。

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※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。