「ちょっ…、ちょっと…、こうじ~~。」
恭子。
「あははは…。…でっしょう~。この病院一のハンサムよ、本郷先生。」
帆香。
「え~~、やっぱり~~!!!」
恭子と浩二、一緒に。
「それに、看護婦さんも…とっても綺麗。」
恭子。
「おやおや…、これはこれは、ありがとう。有村架純さん。」
「えっ…。」
「や~っぱり~。ここでもか~。」
ニコニコしながら浩二。
「え~~。最初見た時に、いきなり口を押えてしまったほどよ。うそでしょって…。」
「そんな…に、似てるかな~???」
そう言いながらペロリと舌を出して恭子。
そうこうしながら全部の荷物を整えて浩二。
「さて、恭子、着替えよ。俺、廊下にいるから。」
「うん。」
「カッコいい彼ね。」
「えっ…???あ…、ははは…。はい。」
帆香から病院の受付まで案内されて窓口へ。
「すみません、倉科恭子と言います。会計…、お願いします。」
そんな恭子の声に、何かしらにっこりとして受付の女性事務員。
「おはようございます。倉科さんと、早瀬さんですね。お二方とも、会計は、全て済んでますよ。お大事に。」
その女性の声に恭子、
「はい…???」
いきなり浩二の顔を見る恭子。
「何々…、どしたの…恭子…???」
「会計…、ふたり共…、もう済んでる…って…???へっ…???」
その恭子の声に、浩二も…、
「はぁ~あ???」
浩二もいきなり窓口に顔を出して…、
「ちょっと…、すみません。僕たち…お金…、まだ…払ってないですけど…???…どういう…???」
「はい、昨日の時点で、お二方のお支払はこちらの方へ全て回すようにと、承っておりますが…。」
そう言いながら浩二に差し出す一枚の名刺。
その名刺を見て、恭子に渡し…、
「うっそ…。」
何とも、「やられた。」と言う顔をしながらの浩二。
「実は…、昨日、その名刺の方がお帰りになる時に、既に…全てそちらの方が対処すると仰られたようで…。その通りに…。ふたりが帰るときに伝えるようにと…。」
帆香。
恭子、浩二の顔を見て、
「だ~ね。」

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庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。