「ん~ははは…、可愛いもんだ。」
和人。
「ん~~???」
電話の向こうで智香子。
そして小さな声で和人、
「まるで…恋人同士だ。」
「かかかか…、な~るほどね~。うん、いいんじゃない。」
「これで…、恭子も…大阪で…。」
「ね~~、浩二と、上手く行っていれば、良いんだけど…。…でも…、まだ玲子は…。」
「まっ、多分な…。でも…、それ言っちゃ~、恭子だって、まだ…。」
席を掃除して、整えを終えて、電話している和人を見ながら玲子、
「ん…???もしかして…アン姉ぇ~???お~い。」
と、和人の電話の傍まで顔を近づけて、
「ほ~い、頑張れよ~玲~~。」
和人、電話を玲子の耳に、
「きゃっははは、聞こえたよ~。」
玲子。
和人、電話を耳に、
「じゃな。」
「うん。じゃ、お願い。」
病室では…、さすがに、いつもの環境とは異なり…、
恭子はベッドの上で…スヤスヤ。
そして片やソファでも、浩二が…スヤスヤ。
そしていよいよ、
「こんにちは~。」
「いらっしゃいませ~。」
笑顔と元気な声の玲子。
「わぁ~、まのちゃん、また来ました~。」
「は~い、ありがとうございま~す。3名様ですね~。こちらになりま~す。どうぞ、どうぞ。」
そして、
「ほい、大将、お疲れさん。」
「は~い、毎度です。いらっしゃいませ。」
「もんちゃん。よぉ。」
「はい、お待ちしておりました。ごゆっくり。」
開店後、1時間足らずでほぼ満席になる和風割烹せいざん。
それにも関わらず笑顔を絶やさない玲子。しかも全ての客に、客も満足の接客。
和人、
「これじゃ、ファミレスも…そうなるわな。もしかしたら…、俺にも…出来ねぇかも…。ははは…。参った、参った。」
そして夏輝はと…始終笑顔のままで…。
カウンターの客、
「もんちゃん、何か…良い事…あったかい。嬉しそうな顔して~、え~~。なぁ~大将。」
「え~???そんな…、いつもと変わりませんよ。うん。同じですよ。」
夏輝。
和人、カウンターの客に、
「ははは…、平さん、ありがとうございます。」

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