「夢…、見させてくれや。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 「お待ちしてましたよ~。まずは…ようこそ、拓植へ。」
三浦。

楓、大輔。
「ありがとうございます。そして…。」

「いやいや…、堅い挨拶は抜きだ。」
そう言って、掌を左右に振りながら…、
「んふふふ…、はっはっはっはっ。いやいや…何々…、陣内君の教え子だったとは…。これも…巡り合わせ…かな…。」

照れながらの楓と大輔。

「逞しく…なったものだ、ふたりとも…。」
「そ…、そんな…。」
楓と大輔。

「いやいや…、何度観ても愉快だ、君たちのビデオ。」
そして、
「そこでだ…。」

一気に表情を変え、
「段取りは全て、整ってある。出来るか???」

そしてキッパリとふたり。
「はい!!!!」

「期待…してるぞ~~~。」
にやりと微笑み、そしてキッパリと…、
「頼む!!!!この年寄りに…、夢…、見させてくれや。」



そして…大学時代の楓と大輔。
その姿を観ながらの三浦。
「ふっふっふ…。は~っはっはっは。いやいや…、これは、これは…また…。」
「さすが…、神様三浦の見込んだ選手だ。」
三浦の隣で腕を組むひとりの男性。

「だろ…海藤。」
「実に…、面白い。」


楓と大輔のプレーは、大学でも群を抜いていた。
かつてのブランクのあった人間とは思えないほどでもあった。

楓は、傍に大輔がいる。そして大輔も、傍に楓がいる。
正に自分たちの夢、目標に向けて…、
いわば、二人三脚での大学時代を駆け抜けて行ったと言っても過言ではなかった。



けれども…、そんな中で…、やはり大輔は…。
「大…、やっぱり…あなた…。」
「あぁ…、あのとき言ったとおりだ。俺には…これしかない。」

大学生活も既に残り2年のこの時期、異例でもあるが、
既に楓と大輔は、共に「JBA」と「WJBA」の加入に水面下では内定していた。


「俺は…一生涯、楓を支える。」



「夢…、見させてくれや。」


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庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。

※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。