「おまえたち、これからの道。全てはお前たちの力に懸かってる。」
力強い口調で洋祐。
「楓も、大輔も、ふたりの思いは俺の言葉で、全て三浦教授に伝えてある。」
楓、大輔…。
「……。」
「もちろん、ブランクの事もだ。けれども、それを承知の上で、応援させてくれと…。」
拓植大学、教授室。机の上で受話器の向こうに話し掛ける三浦彰人。
「そうだ、そうだ。うんうん。もしかしたら…、来年の春には、面白いものが見れるかも…。…で、例の件だが…。…うん。よろしく頼む。」
そして…。2010年…、2月某日。
「やった――――――っ!!!!!よしよしよしよし。ヨッシャー――――ッ!!!」
自分の受験番号と、楓の受験番号をしっかりと確認して絶叫する大輔。
大輔の右脇に抱えられ、既に涙で頬を濡らしている楓…。
「楓、楓、楓、楓―――――っ!!!!」
「うん。うんうんうん。大…。」
「そうか~~受かったか~~ヨシ。」
洋祐。
「楓ちゃん…。大輔君…。」
乳幼児の4ヶ月健診で、樹を抱えながら優美子。
こちらも頬を伝う涙を拭いながら…、
「良かった~~へへ…。うん。樹~お姉ちゃん、お兄ちゃん、大学…受かったよ~~。うん。」
楓…、
「せんせ…。へへ…。ありがと…。」
そして…、卒業式を経て、楓と大輔の大学合格も引き金になったのか、
その後、他の4人、朱実、陽子、慎二に智志も、それぞれ希望の大学に合格。
それぞれが…、
「慎二~へへ…。」
「おっかぁ~N~ICE。」
「さっとし~Gooooood!!!」
「だ~な。結婚すっか~???」
「二十歳になったらね~。」
「お預けかよ~~。」
「だって…いっつも…傍にいるじゃん。」
「まっ…、それも…そっか…。」
そして…、大学内、廊下を歩くふたりの姿。
「あっ、大…。ここ、ここ。」
「…ん…。よし。」
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