「今度は…、母さんの番ね、楓…。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 「今度は…、母さんの番ね、楓…。」
そう言って、楓の顔を見て。

楓…、
「かあ…さん。」

「大輔君、楓の事…、よろしく、お願いします。」
笑顔で弓枝。大輔にお辞儀をして…。

「かあ…さん…。大――――――っ。」
車椅子に乗ったままで、ベッドの大輔の肩に腕を回して、
大輔も楓に寄り、楓に抱き締められる大輔。
「良かった、良かった…大…。うっうっうっ…。」

大輔、
「楓…、うん。」

思わず壁の方に目を向け、目を閉じて低い声で泣く政美。


「さて、みんなに…、電話しなくっちゃ。忙しくなるわね。」
弓枝。

朱実、陽子。
「えっ!!!記憶、戻った。きゃ――――――っ、やった―――――っ、すぐ行く。」

慎二、智志。
「よっしゃ。」
「お~~し。大、ナイス!!!」

洋祐。
「大輔。良くやった。今から行きます。」

すぐさま、既に産休で休んでいる優美子に電話。
「えっえっえっ、戻った…、大輔君、記憶戻った。あ~~~~。」
洋祐からの電話で、目を閉じて…、
「やった~~~。」

「仕事…、後回しだ。今から病院に向かう。」
「ええ、ええ。洋祐、私の分も…お願い。」

「分かった。」



「だ――――いッ!!!イェイ。」
慎二と、智志とベッドの中のままハイタッチする大輔。

「大ちゃ~~~ん、んもう~~~!!!」
大輔の右手と左手を占領する朱実と陽子。
傍にいる車椅子の楓に朱実、
「楓、すまん。」

楓…、
「かかかか…、いい、いい。大丈夫、大丈夫。」

部屋の中にいる大輔の家族も大喜び。



「そうですか…。大輔君…、記憶が戻った。一時は…どうなるかと思ったけど…。多分…、楓ちゃんの…お蔭ね…。あのふたり…。もう…両方のお母さんたちも…、認めてくれてるって…???優美子…。」
「ええ、眞理子。洋祐なんて…、もう…吹っ飛んで行っちゃっ…。うっ…、あっ…、あっ、あ~~~~…。」

「!!!!優美子。優美子、優美子!!!」



「今度は…、母さんの番ね、楓…。」


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