「洋祐…。」 ウェディングドレスに身を包み、時折涙ながらに優美子。
「優美子…、涙…。」
右手で優美子の頬の涙を拭いながら…。
「すんごい綺麗~~ほぅ~~。」
朱実。
「せ~んせ。」と、言いながらウェディングドレスの優美子の左腕に絡み付く楓。
両家の家族、そして奥山もハンカチで目元を押さえながら。
「こんな事が…生徒たちに…出来るとは…いやいや…。」
優美子の父、相磯紀久雄。
「全くだ。今まで見た事もない。相磯さん、これからもよろしくお願いします。」
洋祐の父、陣内要。
「こちらこそ…、子供の顔…、楽しみですよ。」
「はは…お互いに…。」
「いやはや…、姉さんの旦那さん、凄いねぇ~。このパーティ、洋祐さんの生徒たちの手作りだなんて…。私も初めてだよ、こんなの。凄い生徒たち。」
優美子の妹、富美子。
「でしょ、私たちの誇り、この子たちは…。しかも、ふたりのキューピットたちだから…。」
奥山。
「そうなんだってね~。私もそれ聞いてビックリ。やってくれるね~うん。」
「しかも…驚くのはそれだけじゃない…。」
「えっ…???眞理子姉ぇ…???」
「御覧なさい。司会のあの子と、案内とエスコートのあの子たち。それぞれ…、カップルなのよ。彼氏と彼女たちってこと…。」
「うそっ!!!!え―――――っ!!!」
「あの子たちがいなかったら、まだ洋祐さんと優美子…。」
「はぁ~~あ、それでか…、これだけの事…。」
「正に息ピッタリ。…とは言え、それを知っているのは、私と洋祐さんと優美子だけなんだけど…。」
「…はは…。でも…もう…それくらいは…他の生徒たちも…、まっ…意識してんじゃないの…。」
「…だと…思うんだけど…、まっ…今のところは…。」
「ふふ…そっか…。かっわいい~!!!」
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