「いたいたいたいた。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”
  「ビンゴ~先生。そっ。業者さん一切使わない。文字通りの…ハンドメイド結婚式。」
OKサインをして楓。

「そ~れなら、場所が決まりさえすればトントン拍子に事が運ぶじゃん。」
陽子。

「でっしょう~。」

「ちょっ…、ちょっと待って…。いきなりそんな、次から次へと…。」
両手のひらをヒラヒラとさせながら優美子。

「…ん…???だ~いじょうぶだよ。もう既に、当てもあるから。」
「えっ、うそ、うそうそうそ。どこよ、どこどこどこ???」
口早に朱実。

「いるじゃな~い、私たちのクラスに…。そういう事には結構詳しくって、顔も広い人が…。」
「へっ…、私たちのクラ…スに…???…って…、誰…???」

「ほ~ら。」

そう言いながらヴァイオリンを弾く真似をする楓。
それを見た瞬間、朱実も陽子も…、
「あ―――――っ!!」

「そっ、そういう事~!!!にっ。」

「それって…、ひょっとして…、萌未ちゃんの事…???」
小さな…そして…疑心暗鬼で…優美子。

楓、
「ピンポ~ン。」

「いたいたいたいた、委員長~~!!!そうだ、そうだ。うん。」
朱実と陽子。

「…でも…、どうして…萌未ちゃんが…???」
口を尖らせて優美子…。

「もしかして…先生…知らなかったっけ…???」
朱実。

「へっ…何を…???」

「委員長…、あの…五月野財閥のご令嬢…。」
陽子。

「知っている事は…知ってるけど…???」

「確か…私のスマホにも…。」
楓、自分のスマホの電話番号検索から…。
「ああ、あった、あった。」

「な~るほどね~、委員長がいた…か。シッシッシ。」
陽子。

「でも…萌未ちゃんが…どうして…???」
空を見る優美子。

「あっ、五月野…???楓だけど…。今…大丈夫???ちょっとお願いがあるんだけ…。」
「ちょ…、ちょっと…楓ちゃん…萌未ちゃんに電話…!!!」



「いたいたいたいた。」


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