その、生徒たちの溢れんばかりの歓喜。 「おいおいおい…、なんだ…???なんだ、なんだ、お前等…。」
いきなり拍子抜けして驚く陣内。
湧き上がる歓喜。両手を挙げる生徒に、ハイタッチをする生徒。
そしておめでとうの連発の生徒に、やった、やった、の連呼の生徒。
思わずその場に立ち尽くす陣内。
男子に女子に手を叩いて喜ぶ教室内。
その騒ぎに2年の他の教師たちも、生徒も…、
「何事だ???」
と、B組の入り口に。
そしてその中に、相磯。
「ど…うしたの…、陣内…???」
「あっ、優美子先生~~おめでとう~~!!!」
の声。
「あ…、あ…、ははは…。じゃ…。」
教壇にいる陣内が、相磯を見つけて頷く。
そして、仕方なく手招きする。
「みんな…ありがとう…。私…陣内…先生と…。」
そして、そこでようやく、大輔が、
「おめでとうございま~す。」
「あは…、大輔君。」
相磯。
そして楓が、陽子が朱実が智志が…、そして慎二が、おめでとうと拍手。
生徒の中にはもう既に、涙目になっている者もいる。
そしてそんな中で、更に…。
相磯が、陣内の顔を見て、口パクを…。
陣内…、
「ん…???んん…。……、しかも…、だ。…子供まで…、授かった。」
その瞬間、女子生徒の反応がいきなり、
「キャ――――――ッすご~~~!!!」
自分の担任ではないのだが、その声が教室内を響かせたかと思えば、
今度は相磯の傍に駆け寄り抱き付く女子生徒。
「凄い、凄い、優美子先生~~!!!」
数名の女子生徒が相磯まで駆け寄り、抱き締めた。
その光景を見ながら楓を始め他5人も、目頭を熱く、
陣内と相磯は、生徒たちを見ながら6人ひとりひとりに目配せをしていた。
「ふぅ~、はは…。朱…、大…、さて…お次だよ。」
一呼吸置いて、楓。
※※※※※※※※※※※※※