翌日の朝、陣内と相磯の仲は、職員室でも公表され、 もはや周知の事実となった。
教師陣全員に祝福されて、思いっ切り照れる陣内と相磯。
ただ、生徒たちにはまだその話題が明かされるのは後にはなるが、
時間の問題でもあった。
そしてお昼休みの音楽室では、6人を代表して、
やはり楓と陽子、朱実が相磯に祝福して抱き合った。
感極まった3人、涙を零しながら…。そして相磯も同じく涙を零し、
「あなたたち…6人のお蔭…。何てお礼言って良いか。」
「わ――――――っ先生~良かった~~!」
朱実。
そして陽子に楓も、涙を零しながら、
「私たち…、良かった~!あ~~~!」
もう3人とも…涙で顔がぐしゃぐしゃになりながら…。
音楽室から教室に向かう3人を見掛けながらの生徒…、
「何か…あったの…???」
の顔をされたが…、生徒たちにも真実を知らされるのはその日の放課後となる。
授業が終わったその後、陣内が教室に…。
「あ~そのまま、みんな…聞いてくれ。」
「何…、何かあった…???」
生徒たち。
「実は…、皆に…報告がある。」
「よっ、陣内先生!!!」
茶化す慎二。
「おいおい、慎二ぃ。」
陣内。
「実は…先生…、結婚…する…事に…なった。」
その声を聞いた途端、
「え゛―――っ!!うっそ!!」
一気にざわめく生徒たち。
「先…生が結婚…???」
「何々…、何がどうなって…???」
「うそ~っ、昨日まで、そんな雰囲気…???え~~~!!!」
「…で…、相手の…人って…???」
ある女子生徒がぽつりと言う。
そこに五月野、
「先生~、相手の人って…誰なんですか~???」
その五月野の声に頷く生徒たち。
「そうだよ、そうだよ、そうだよなぁ。」
「実は…。」
幾分、照れたように…。けれども、一つ咳払いをして、
「んん…。実は…、みんなも知っている人なんだ。」
※※※※※※※※※※※※※