「嬉しいですよ、そう言って頂けると…。」 頭を掻きながら暢也。
「叔母が、いつもお世話になってます。それに…今回は、本当にありがとうございました。」
暢也、
「いやいや、こちらこそ…。児玉さんとは昔からの友人で、逆にお世話になりっぱなしで…夫婦共々…ははは。」
「なにやら…夏から予約して頂けたそうで…。」
「いや…、それはコチラも驚きでして…。まさか…それが本当になるなんて…。」
「朋江ちゃんから聞いてるわよ~、素敵な学生さんたちだって…。」
笑顔の澄江。
「え~~そんな~俺…。」
頭を掻く慎二。
「バカ、あんたじゃない、私たちみんな~!」
慎二の脇腹に肘鉄をする朱実。
「あ痛っ。」
クスクス笑う全員。
「楽しそうな方々だ、こりゃ児玉さんが喜ぶのも無理はない。確か…、えっと~山下…陽子さん。」
児玉からのメモを見ながら暢也。
「はい、山下陽子、私です。」
「そして…、橘…かえ…。」
「はい、私…、橘楓です。初めまして。」
それぞれの名前と顔を確認しながら…、
「すみませんね、確認するようで…。」
「いえいえ、私たちも…その方が嬉しいです。」
そういう相磯に…、
「あなたが…先生の…。」
「はい、相磯優美子です。」
「そして…あなたが…。」
「はい、子供たちの担任の…陣内洋祐です。」
「ありがとうございます。そして私たちが…谷ケ崎暢也と…。」
「私…、谷ケ崎澄江と、申します。60歳です。」
「凄い、60歳には…見えない。…50前と思った…。」
陽子。
「えっ、えっ…私も…」
と、楓。
「あらら…、お世辞でも…嬉しいわ、おばさん。」
「…じゃ…母さん。」
「ええ、お部屋に…ご案内します。」
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