「…ん~どうした~改まって~???」 「実は…その…、迷惑掛けて…、その上、こんな事言ったら…怒られそう…なんですけど…。」
「ん~何…???」
「実は…、明後日…フランスに…行かない…と…。」
「ふ~んフランスかぁ…。一度は行っ…、え~~~!!!フランス~???」
「ご、ご…、ごめんなさい。」
刈谷の机の前で深く頭を下げる奈々子。
そのまま、奈々子が頭を下げ…数秒後…。
刈谷の優しい声が…。
「行っといで。」
「…えっ…???」
「フランスだろうと、どこだろうと…。ふふ…、片倉奈々子と言うモデルを必要としているところなら、どこへでも…。」
「刈谷…店長…。」
「もしかして…私の予感…なんですが…。片倉君のこれからのスケジュール…もう…決まってるんじゃ…ないの…???」
「えっ…、どうして…それを…???」
「いや…単なる私の…思い込み…なんだけどね…。」
「実は…、その事も…店長と話しを…しなきゃって…。」
「そうですか…、いよいよ…動き始めたようですね~本格…的に…。」
「え…、動きはじめ…って…???」
刈谷は椅子から離れて窓の方に振り向き…、窓の外を見ながら…。
「いや…、実は…私も、ニューヨークと聞いて…考えていたんですが…。」
「…はぁ…。」
「片倉君のためにも…、こうする方が…。」
「わた…しの…ため…???」
少し間を置いて…、
「ここの仕事…、長期休暇にしてください。しかも…無期限の…。つまりは…休職となります。」
「えっ…、店長…。」
「片倉君…、君の夢を…叶えてください。みんなも応援してます。」
※※※※※※※※※※※※※