仕方なく紗友莉にメールを送る健介。 「何かあったのか…。お前、いつもと違うぞ。」
そのメールの音に、一度は気付いて浅い眠りから目覚めた紗友莉だったが、
メールの相手が健介…。
「…け…んす…け…。でも…今は…だめ…。」
ベッドの上で、健介からのメールを読んで、それでも返信する事なく、
ゆっくり仰向けになり、天井を見つめて、
そして目を閉じて今度は右に身体を向ける。
「かんぱ~い。キャハハハ~奈々子~!」
女同士で近くの居酒屋で、細やかながらの奈々子の「おめでとう会」である。
奈々子は何度も頭を下げて奈津子と康子にお礼をする。
「…ふふ…。あらためて、奈津さん、やっさん。ありがとう…。ニッ。」
その奈々子の顔を見て、
「まっさかね~この奈々子が…、モデルだったなんて…。」
そう言いながら、少し…瞼を赤らめる奈津子。
「もっの凄く嬉しい~最高だわ奈々子~!」
「へへへ…サンキュ~!」
「ねぇ~!あの写真…見て、ほん~とにびっくりしたもの…。ねぇ~奈津~!」
と、康子。
「へへへ…、黙ってて…、ごめん…ね。」
「だって、だって…、全く…の…別人だもの、あんた。ぜん~ぜん…想像つかない。その髪型に、そのメガネ…。度…入ってんの…???」
と、奈津子。
「ううん…、度は入ってないの、これ…プラスチックだから…。でも…実は…私…近眼なんだ。コンタクトしてる。…で、この髪は…、この方が…逆に…目立たないし…。」
「ふふ…。」
と、奈津子。
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