「な~んだかね~ふふ…、気分いいや~!もう一杯。」 と、半分残った生ビールを一気に飲み干して、
テーブルのボタンを押す奈津子。
「おいおい、奈津~!大丈夫なのあんた~!」
と、康子。
「ハハハ…奈津さ~ん。」
と、奈々子も笑いながら…。
でも、笑ってはいながらも、奈々子の頭の中の別の場所では、
お昼の鮎川紗友莉との事…。
「あれ…???皆さん…お揃いで…。どしたの…女子の飲み会…???」
いきなり顔を出した書店店員の景浦伸実。
「おっと~びっくり、奇遇だね~伸ちゃ~ん。」
と、奈津子と康子。
奈々子も、自分の後ろからいきなり声を掛けられたのに驚いて、
「びっくりした~!ふぅ~!伸さ~ん。」
「おいおい、そんなに驚く事ぁ、ねえだろ…???こっちだって、あれ…???って、思ったんだから…。」
と、景浦。
「何々…、そっちの方は…、彼女~???」
と、康子。
「…ん…???ああ、これ…???いん~や…、彼女と違う…。あっ、そっか…初めてだった。お…れ…の…、カミさん。」
と、景浦。
「えっ、うっそ!!!伸ちゃん…け…、結婚…してたんだっけ…???」
と、奈津子。
「ん~。まぁ…ね。でも…籍もまだ入れてないし、結婚式って、まだ挙げてないんだけど…。しかも夫婦別姓だし…。ただ、夫婦生活は…してるけどね…。」
「…っと…言う事は…つまりは…今で…言う…事・実・婚…???」
と、康子。
「ちょっと、ちょっと、伸ちゃ~ん、紹介してよ、綺麗な人じゃな~い。」
と、奈津子。
「えっ、えっ、紹介って…。はは…。」
※※※※※※※※※※※※※