「奈々子~あんた…ちょっと…疲れてんじゃないの…???」 と、奈津子。
「へっ…???私…???いえ…別に…。どうして…???」
「…ん~なら…良いんだけど…、余り…無理しなさんな。大事な…体なんだから…。」
「えっ…、大事な…体…。私…???」
「ん~良いの、良いの、気にしない、気にしない、ほら…お客さん。」
「…ん…。あっ、あ…いらっしゃいませ。ありがとうございます。」
そんな奈々子を見て微笑む奈津子、
「ふふ…。」
会議が終わってアトリエに入ってきた健介。
チラリと紗友莉を見て。テーブルで作業をして、
次に自分の机に向かって椅子には座らずパソコンの画面を見て、
マウスを使い、キーボードを打ち、そして、またテーブルに向かい、
加工仕様書を見ながら入念にチェック。
健介が、
「紗友、これ!」
と、書類を紗友莉に渡そうと紗友莉を呼ぶが、全く反応がない。
「紗友。」
紗友莉に健介の声が聞こえないのか、目の前の資料に集中している。
「紗友…。」
「……。」
いい加減健介も呆れて、椅子に座り、そのまま紗友莉の方に向かって、
一つ咳払いをして、
「紗~友~莉~!」
その瞬間、紗友莉の体が「ビクン!!!」
「えっ…???あぁ…、健介…会議…終わったんだ。…そ…う…、お疲れ。」
「何…、お前…紗友…、どうしちゃったの…???これ…資料…目ぇ…通して置いて、チーフ殿。」
「…あっ…、あ…うん。分かった。」
「さて…、ちょい…コーヒー飲んでくるわ。」
目も虚ろに紗友莉、
「あ…うん。」
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