「だって…私たちでさえもビックリしたもの…。最初にふたりが来たとき。奈々ちゃんには申し訳ないんだけど…。」 と、そう言った則子の…ちょっぴり舌を出して、
ウインクをした顔を見て…、奈々子は微笑む。
「奈々ちゃんのあの恰好…。でも、あれから数か月経って、…で、雑誌で奈々ちゃんがモデルだって初めて知って、またビックリ。それからかな…、たま~にくるお客さんも結構頻繁に来るようになって…。でも、そんなお客さんが奈々ちゃんと松下さんを観て、意識して、何か問題が…。…とは思ったんだけど…、全くそんな事もなく、極々普通で…。そしていつの間にか新規のお客さんが増えたの…。何て言うの…、連鎖反応…???ある意味では…お客さんにも恵まれて…。ふふ…。」
「へぇ~そうだったんだ~!知らなかった~!」
と、奈々子…。
「いつだったかね…。あるお客様が…。レジで…、あのふたり…お似合いねって…。楽しかったわ、ありがとう、ご馳走様って…。ものすっごく、嬉しかった。」
そんな大木則子の話を聞きながら何度も頷く健介。そして…、
「じゃあ…俺たちも…ある意味じゃ、お客様に恵まれてたんだ。」
「そうみたいね…。あぁ~嬉しい~!」
と、奈々子。
「では…、ごゆっくり。メニューは…???…あっ…、いつもので…いいのかな~???」
と、則子。
「えらい、ノンちゃん。そこまで知ってる。ありがとう~私…お願い出来る~!」
「かしこまりました。…松下さんも…???」
「おぅ。はは…。」
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