凡そ10数名の女性たちが、奈々子の席を訪れてサインをもらった。 その間、辺見は、
「いやいや…、こりゃ参った。まさか…こんなところで…。…ん…松っさん。」
「…ですね。…写真…以上だ。」
と、健介。
「へぇ~あの人があの…片倉…奈々子さん。」
と、紗友莉…。
「そうなんです。すっごく綺麗なんです。私なんて、憧れちゃいます。」
と、美里。
「あっ、そうだ、私も…。」
そう言いながら…、
「すみません、サイン貰ってきて…いいですか…部長…???」
「…今更…だめなんて言えないだろう…。ハハ…。」
と辺見。
「やった~~!」
と、思い切り席を立ち、急ぎ足で奈々子のテーブルに行く美里。
そして美里と一緒に辺見と健介の席を見る奈々子…。
どちらかと言えば、辺見を見てお辞儀をする奈々子。
健介はその時、奈々子を見た途端に、すぐにスマホを取り出す。
そしてサササッとメッセージを入れて送信。そのままスマホをポケットに入れる。
辺見はそんな奈々子に手で合図をして、そのまま健介のグラスにビールを注ぐ。
「美里ちゃん、来てたのね~!」
と、奈々子。
「ええ…んもう…ビックリしました~片倉さんがいるなんて…。サイン…ありがとうございました。」
「いえいえ、辺見さんによろしく。」
「あ、はい。じゃ…席に戻らないと…。」
「うん。じゃ、また…いずれ…。」
そのとき、奈々子の携帯にメール。
「ん~~さては…彼氏…???」
と、亜矢子…。
「…ん…???…だね!」
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