「あっ、ここ、ここ、凄い美味しいんだって…。…で、凄い、綺麗なの。」 と、亜矢子。
「…WARAKUKAN…。ネーミング…的には、かなり…ふつうよね…。」
と、奈々子。
「でも…入ってみると~!」
玄関を抜けて、ゆっくりと店内を見渡し、亜矢子と一緒に、
「ん~ここ、良いんじゃない。」
と、席に落ち着くと…。
「へぇ~中々やるじゃんここ…。」
と、奈々子。
「…でっしょう~!私も亨から連れて来られてビックリよ。最近出来たんだって。」
「いや~こりゃ癖になるかも…。」
「はっは…。…ん…???モデルが…そう言う事…言うか…???」
「いいじゃん、別に~!さ~て…、それでは…コホン。何…お薦めでしょうか池谷亜矢子さま…???」
「むふ…ではでは…。」
と、亜矢子が奈々子のリクエストに応えて、メニューを開いた時、
奈々子は何気に店の雰囲気に包まれるように店内を見渡していた。
…と、その時、玄関から入って来た一人の男性。
「!!!!」
奈々子と亜矢子の席からは結構遠目になるのだが…、
奈々子の鼓動が一気に高鳴った。
「うっそ!!!」
「どしたの奈々子…???」
「…ん…、あ…いや…別に…。」
すかさず今さっき脱いだばかりの帽子を被り…。
「…おい、なんで今…帽子被んなきゃなんないのよ…???」
と、亜矢子…。
「えっ…あ…へへ…、ちょっとね…。」
紛れもない、店に入ってきた男性が…ナテュールの辺見達樹である。
「亜矢子~私…サングラス掛けたままで…良いよね。」
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