「だって…あんた…。へぇ~いやぁ~!」 「あっ…そっか…、ごめんごめん。こ~んな恰好じゃ、そりゃ驚くか…ハハハ…。」
書店勤務の奈々子は何処へやら。撮影が終わって、
あまり変化のないヘアスタイル。
しかも、メイクも余り落としてなかった奈々子。確かに普段着とは言え、
それでもTシャツには袖に小さなフリル、襟元も結構お洒落に、
パンツはスキニーレギンスに近く、パンプスを履き、つば広ハット。
そしてメガネもファッショングラス。そのメガネを外して亜矢子に、
「バァ~!」
「…ん…もう~な~によ、あんた~!ぜ~んぜん分かんない。きっれい~~!」
「まっ、た~まには…、こんなんでも良いかな~って!撮影の後の殆ど、そのまんま。アイテムは違うけどね~!」
「なんか…、かなり…私…影…薄くない…???あんたの傍で…。」
「仕方ないでしょ、お前さんから電話があってきたんだから…。」
「まっ…、そりゃ…そうだけど…。これほどとは…。…な~んか…調子…狂うな…。」
「さっ、行こ。」
「うん。」
亜矢子と少し歩いて…、ポツリと呟く亜矢子…、
「やっぱり…。こう…なるか…、ハハ…。」
「ん~どうしたの亜矢子~???」
「あんた…奈々子…感じないの…視線???」
「ん~感じてるよ、だから…この恰好…。仕方ないよ。慣れるしか…。社長やカメラマンの小川さんからも言われてるから。」
「そう…なのね…。…でも、やっぱ…凄い。ビンビン来ちゃう。」
※※※※※※※※※※※※※