「なんだい、でっかい声ぁ出して。由ぅかい???」 と、由紀の祖母、登喜子。
「ん~~???」
と、口に煙草を銜えながらの祖父の隆司。
「ねね、じぃ、ばぁ、これっ、ジャ~ン。」
と、奈々子の写真のページを広げ、両手で持ち、老夫婦に向ける。
「ほら、これ、この写真。ねぇ、じぃ、ほら、ねぇ、ばぁ、見て、見て。」
由紀の側にいた隆司がまず軍手を外しながら、写真を見る。
「ん~、誰じゃこれ…???なぁ~登喜~!」
「あ~???誰だってや。」
と、祖母の登喜子。
「ほ~ら、これこれ、この写真。分かんないの~2人共~???」
「ん~、この洋服着ているべっぴんさんかい???」
「そうそうそうそう、その人よ~その人…。」
「その人って~誰よ…、この人???…よ~く見ると…奈々子に…何となく…似てるような…誰や…???」
と、言う登喜子に由紀が首を何度も縦に振る。
「うんうん…って~由ぅ、お前…知ってんなら早く…???ま~た、うんうん…って…。…ん???…まさか…???…この写真の人…???」
「そうよ、そう。その通り~うんうん。」
「あい…や~これ…、奈々子かい???」
「そうそう、奈々子おばちゃん。凄いでしょ、びっくりでしょ。はは…。」
「あんれ…まぁ…、奈々子がこれ…???なぁ…じぃや。ほれ…、これ、奈々子さ。た~まげだ。」
由紀から雑誌を受け取り、その写真を見ながら登喜子。
そしてそれを夫の隆司に見せて、隆司は…、
「ん~~。」
そしてゆっくり仕事に向かう。登喜子、
「…けっぱたもんだ。」
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