「ねぇねぇ、お父さん、凄いよ、これ、結衣ちゃんが見せてくれたんだけど、これって奈々子おばちゃんでしょ。すんごい綺麗~~!」
学校から帰って、茶の間で休憩を取っている父の薫に、
「ん~~どれどれ…。」
「ほらほら、お母さんも…これ…。」
雑誌のページの写真を…。
「ん~あぁ~ほんとだ、こりゃ奈々子だ。間違いない、奈々子だ、ねぇ、あなた、お父さん。」
「お~お~そうだ、そうだ、間違いねぇや。奈々子だ。何々…、ルポゼ…と、ナ…ナテュール…???どこだ…、どういうとこだこりゃ…???」
「何言ってんの…、あなた…お父さん…、知らないの…???」
と、薫の妻の由梨絵。
「…って~お前…母さん…知ってんのかい…???」
「…えっ…って…、いや…???あの…、ねぇ由ぅ…どこよナテュールって…???」
「東京のファッションメーカーだよ。結構有名…。映画やドラマでもここの…かなり使われてるから。」
と、娘の由紀。
「…じゃ…、奈々子…の会社…、ここと…提…携って事は…、何…、手~組んだって訳かい…???」
3人揃って…。
「お~~!」
「しかも…この記事の真ん中に堂々と…まぁ…。奈々子だよこれ…。へぇ~!」
と、腕を組んで…、奈々子の兄、薫。
「あいつも…いっぱしのモデルに…なったんかな~!」
「凄いってよ、奈々子おばちゃん着ている洋服、結構…品切れが多いんだって。」
と、由紀。
「じぃとばぁにも見せてこよっと…。」
そう言いながら隣の小屋にいるはずの老夫婦に、
「じぃ~、ばぁ~。」
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