「…アペルト…。そして…ナテュール…。素敵な名前ですね~!…なんだか…身体がほんわか~してきそう…。」
初めての宴席で、少し緊張もあったが、周りの雰囲気も影響して、
少し酔った気分にもなっている奈々子だった。
「ハハ…奈々ちゃん、完璧に雰囲気で酔っちゃってるね。」
と、奈緒美。
それから40分過ぎには奈々子のアパートに着いて、
そのまま翌朝までグッスリの奈々子。
眠い目を擦りながら、昨夜マナーモードにしておいたのを思い出し、
解除してみれば案の定、健介からの着電とメールが数件。
「何…???取り急ぎ業務連絡…。なに…これ…???」
そして次のメールが…、
「今…どこ…???ごめ~ん、電話出れなかったのよ~ごめん。」
そして最後のメールが昨夜の10時。
「あっ、帰ってベッドにダイビングした時間…。…ん…???ルポゼとナテュールが提携…。…そうだけど…。…ん…???なんで健介がそれを…知っている訳…???…ん…???確か…アパレルが…ロサリンさん。そう……ロサリン。だけど…。そ…れが…何…???」
そこで、バッグからあらためてお洒落な名刺を取り出し、
「彼女の名刺って、おっ洒落よね~!」
と、今度はじっくりと見てみると、
「株式会社アペルト 代表取締役社長 ロサリン榊。おっ洒落~!」
と、その時…、
「…ん…アペルト…???どっかで見たような…。聞いた様な…???」
その瞬間、
「…えっ!!!うっそ…そんな…!!!!け・ん・す・け…。同じじゃない。え―――っ!!!」
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