「それじゃ…神崎さん、小川さん。…そして…奈々ちゃん。今夜は…ありがとう。」 気分良さそうに3人にお礼をする名取。
「本当にご馳走様でした。何とお礼すれば良いかしら…???今後とも、よろしくお願いします。」
と、奈緒美。
「いやいや、コチラこそ、願ってもないチャンスだ。ご贔屓にお願いしますよ。じゃ、ロサリン、また近い内に…。」
そう言いながら辺見と山内を従えて、
それぞれのタクシーに乗り込み、ホテルを出る。
「榊さん。今夜は本当にありがとうね。感謝してるわ。」
「やだ奈緒美さん。ロサリンで良いのよ。…もう…あらたまって…。」
「そうね…。ありがとう…、じゃあ、私たちもこの辺で…。」
「うん、お休み。」
そのタイミングを見計らったように、谷が運転するワゴン車が目の前に…。
助手席に乗り込んで直樹が、
「よっ、サ~ンクス。」
そして後部に乗り込んで奈緒美が、
「谷君、遅くまで…ありがとう…、待たせちゃったわね。」
「いえいえ、お疲れ様でした。」
「奈々ちゃんも今日はお疲れ様ね。ありがとう。アパートまで送るわよ。」
「えっ…わぁ…ごめんなさい。ありがとうございます。甘えてばっかりで…。」
「な~に言ってるの、こっちがありがとうだわよ。ねぇ~直樹~!」
「はは…全くで…。奈々ちゃん。今日のあのお客様が新しい提携先のナテュールだ。…で、そこからのプロダクションがロサリン榊のアペルトだ。」
「…アペルト…。」
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