「…とは、言っても、ジミーほど有名じゃないけどな…。まだまだ駆け出し。」 「…そう…なんだ…、同じ…デザイナー。」
「…言っておくけど…ジミーほど…有名じゃない…て、言うだけだからね。そこそこは…まっ…な。」
「…じゃ…、一応は…知られて…る…???」
「…ん…???まぁ…、一応は…。否定はしないよ、否定は…。これでも、これからアメリカで本格的に…って、言うひとりだからね…。」
「…えっ…、アメリカで…???」
「ん~。来年には日本にはいない。本格的にアメリカで仕事する事になる。俺を育ててくれた師匠から呼ばれているんでね。」
「そう…なんだ…。」
「それより…君はどうする…???ん…???今回を切っ掛けに、好きな彼の元に…戻った方が…。」
「…えっ…???」
「彼氏…いるんだろ…、顔に書いてるよ。ハハ…。」
そんな拓哉の言葉を聞いた瞬間…、窓の外を見ながら…、心の中で、
「…もう…。」
「ありがとう…送ってくれて…。」
「おぅ。気分…もう…大丈夫か…、ん…???」
「うん。少しは…。楽になった。」
「そっか…。んじゃ…。」
そう言って、助手席の窓を上げてシートにしっかりと落ち着こうとした拓哉に…。
「ねぇ…河合さん???」
「…ん…???どうした…???」
「お願い…あるんだけど…。」
「…ん…???なに…???」
少し恥ずかしさも加味して紗友莉…。
「河合さんの電話…番号…。」
「はぁ~???俺の…???」
「…うん…。おし…えて…くれたら…、うれ…しい。」
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