「へぇ~こ~んなお店…あるんだ~ねっ。」 「うん。素敵ね。健介…何食べる???」
「おぅ…、じゃあ…っと…。」
喫茶店を出て数分。周辺の風景を見ながら、
今日の撮影の事をいろいろと話し、冗談話も出てきたりして、歩きながらふたりで、
「あっ、ここ良い。」
そんな風に、店の前で店の外観に、
「わ~お。」
と、言いながら玄関を開けて入った少しイタリアン風の小さなレストラン。
「…しっかしさ、さっきも言ったけど…、あれだけ…変れるもの…???俺…自分の目…疑ったくらいだからね。」
「うん。…だって、元々があれ…だし…。」
そう言いながら、自分の髪を触りながらの奈々子。
「その髪がね~あんなヘアスタイルになっちまうんだからな~!」
「へへ…。でも結構これ…簡単に出来るのよ。」
「うっそ…、めんどくさそうに見えるけど…。なんだっけ…その髪…、えっと…。」
「フィッシュボーン。」
「そそ、それ…。」
「でもこれって、毎日やってるから…。部屋に帰れば、解いちゃう。」
「そして…その黒メガネが凄いよね。だから、言っちゃあ悪いけど…、全くあの撮影の奈々子って、分からないんだ。」
「多分ね。この髪とメガネで、全く別人だろうね、私自身笑っちゃったくらいだから…。それに友達も分からなかっし…。」
「ハハ…いつか…、あの撮影の奈々子と…一緒に…歩いてみたいね…。」
そう言った途端、奈々子、少し口を尖らして…それでもにっこりと…。
「こら…健介…。」
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