「ねね…、誰よ、どういう人よ奈々子の…その…彼…???」 「ハハ…ハ…。」
何とも…奈々子の…変に顔を引き付かせた表情に、
「何よ~コラ~ちゃ~んと教えなさい。ちゃんと写真とかも持っているんでしょ。」
「…それが…、ハハハ…。」
「えっ…うっそ…???ないの…???信じらんない。マジで…。」
「実はその…マジで…、が…マジで…。」
「…でも…、それ…って、奈々子の彼氏なんでしょ。」
「彼氏って…言うか…何と…言うか…、ハハ…微妙…。」
「微妙…???…って…それ…、どういう意味よ…。」
「成り行きが…成り行きで…そう…なっちゃったって言うか…。ハハ…何て言うか…。」
その時に奈々子のバッグの中でメロディが聞こえる。
バッグから携帯を取り出し、番号を見て慌てる奈々子。
こころの中で…、「…マッジ~このタイミングで…。」
「…ん…???その顔…奈々子…その電話…もしかして…。」
目の遣り場に困っている奈々子に亜矢子…、
両手を挙げて…、そして右手を振って、
「電話…出なさい、相手も困るでしょ。」
少し冷や汗の奈々子…、
「ハハ…。」
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