「いやね…。思いも掛けず、会社のクライアントがコッチだったのよ。私だってビックリしたんだから~。丁度、商談も終わって、もしかしたら…奈々子に会えるかなって、思って隣駅からここの駅に降りて、あんたが勤めてる書店に向かおうとしてたのよ…。そこにバッタリ…お前さん。…しっかし…、私も初めてだよ。私も良く気付いたよ。全く分かんない。あんただってこと。」
実は、亜矢子にも今の恰好を奈々子は今まで一度として、見せてはいない。
「ヘヘヘ…それは、それは…。」
店員が2人にオシボリと水を持って、
「あっ、私…パスタ系でいいよ、ナポリタンで良い。その前にちょびっと飲みたいな…生…良いかしら…。」
と、オシボリを受け取りながら亜矢子が言う。
「じゃあ…わたし…はっと…、ご飯もの…食べたいか~らエビピラフ…か…。私も…同じ…生一つ…。先に頂戴ね。」
と、亜矢子に続いて奈々子もオーダー。
「…で…、誰よ…相手って…???」
「いきなりそっちかい???」
「だって仕方ないでしょ、あんたがいきなり私引っ張って、ここに入ったんだから~!」
「まぁ…そりゃ…、そうだけど…。」
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