まさか…こんな時間に電話が掛かってくるとは思わなかった紗友莉…。 少し躊躇した後に、電話に出ない理由も特になく…、
「はい、鮎川です。」
と、電話の相手に名乗る。
「もしもし…これって…鮎川…紗友莉…さんの電話番号…で、良いのかな…???」
「…あ、あ…はい、私…鮎川…紗友莉と申します。」
「じゃ…、この電話番号で大丈夫なんだ、良かった…ホッとしたよ。」
声に覚えがある相手。
「あ…のぅ…???」
「ごめんね、こんな時間に電話して…。迷惑じゃなかったかな…。仕事…してたんじゃ…???僕…ジミーです。ジミー澤木。この前は楽しい話…ありがとう。」
その声と名前を聞いた瞬間に、紗友莉の鼓動は高鳴り、
何やら額から薄らと汗まで掻き始めた。
「あ…のぅ…すみません。夕べ…、変な電話…したみたいで…。」
「…ん…???いや~全然平気。逆に昨夜の電話で、相手が君だとすぐに分かったよ。夕べの電話のお礼にとあらためて電話したんだけど…。」
「ごめんなさいね昨夜は…。私…あれから眠ってしまったようで、電話あったの…知らなかったんです。」
「そうだったんだ、はは…平気平気。…ところで、今…大丈夫なの…???」
