真子との電話が終わってすぐに、健介の履歴を見ながら紗友莉…。 「あのとき…健介…確か…ワイシャツ…。…どういう事…???」
その時は別に、それほど気にも留めなかった紗友莉だったのだが…、
今の真子との電話での話で…、
「…12年…。まさか…。…でも…。」
そんな風に感じながらも、ふと、指先が、
スマホの健介の履歴に…触れようと…。
けれども、そんな指の動きが、何故かしら全く見当違いの…、
今さっき真子から聞いた電話番号に…。
「はい、もしも…。」
と、言い掛けた途端に相手が…、
「もっしも~し、私~~。」
「えっ???奈津さん…???どうしたの…???」
「ねぇ、奈々子~今、電話大丈夫~???」
少し酔っていそうな雰囲気の声…。
「大丈夫…だけど…奈津さん…???」
既に奈々子は健介と一緒の店を出て駅に向かっている途中だった。
「どしたの奈津さん、別に今日何か予定…なかったよね。」
突然の奈津子からの電話に多少戸惑いながらも…。
「うん。別に予定はなかったんだけどさぁ~けど~…。」
「…けど…???」
「けど…実は…いれちゃった~!」
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