「…いれ…ちゃった…って…まさか…???」 奈々子の頭に、何故か伝わる電話の向こうの賑やかな音…。
いきなり、奈津子の声が途切れたと思ったら、突然男性の声が…。
「…ん…???誰…???片倉…???お~いお疲れ~待ってるぞ~!」
その男性の声に、いきなり低姿勢になる奈々子…。
「…て…、店長…!お疲れ様です。」
咄嗟に電話を耳にお辞儀をする奈々子…。
そして…再び電話の声が奈津子に変わり…。
「へへ…つい~弾みでさ…。奈々子…誘おうって思ったけど…、あんた…すぐ帰っちゃったから…。言いそびれちゃってね…。…も…う…自宅…部屋…戻っちゃった…???…って、言う…感じじゃ~ないね…、その感じじゃ…。」
「えっ…あ…、いや…。」
実際…、奈々子は駅に向かっている途中、
もう数分で駅に辿り着く場所を歩いていた。そして頭の中で…、
「…店長も一緒か…。ん…もう…。」
と、感じながら…、電話の向こうで…。
「おいで、おいで…。店長の奢りよ…。いつもの場所だから…。」
と、無理やりにでも誘う奈津子。
腕時計を見て午後8時過ぎ…。
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