「けどさ…、何で自分の誕生パーティ…ホテルでやんなきゃいけない訳…???」 「まっ…仕方ないよ、佳奈子さんの旦那が経営しているホテルだもんね。」
これから健介と紗友莉が向かうホテルのホール。
社長ロサリン榊の友人でもあり、
デザイナーでもある塚本加奈子の夫、塚本隼人が経営しているホテルである。
都内に限らず、全国チェーンで展開しているホテルである。
そのホテルのホールで毎年佳奈子のバースディパーティが、
豪華に開催されているのである。
そのパーティに招待されるメンバーは、
佳奈子の仕事仲間としては当然であるが、
それ以外にもプライベートから様々であり、その数は80名を下らない。
デザイナーのパーティだけに、メンバーの装いもそれぞれ熟されている。
こういう業界では、こういうのも通例とは感じながらも、
けれども…健介としては、どうしても馴染めなさが体に中にはあるのである。
そういう意味でも、どちらかと言えば…、
「俺は…普段着の方…なんだけど…なぁ。」
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