駆け出しのモデルとしてスタートした片倉奈々子。 頻繁に撮影があると言う訳ではない。
全ては事務所からの連絡待ちと言う形であるのだが…。
駆け出しとは言っても、直樹の腕もあり、わずかではあるが、
ファッション雑誌に取り上げられたケースは細々ではあるが、あるのである。
けれども、そんな自分がモデルと言う仕事をやっていると言うだけで、
周囲の自分への見方も様々と言う意識も働いて、
その裏返しと言う訳ではないが、
モデル以外の時には逆に質素にと言う感じを奈々子自身で徹底していたのである。
自分がモデルと言う事で、周囲に持て囃されたくは絶対に嫌だったのである。
けれども、そんな奈々子の質素な感じから、
「あっ!!!」と、一瞬で感じた、インプレッションで、
そんな風に感じた人物がいたのだった。
「ごめ~ん健介~!言うの忘れてた~!」
と、健介を抱き締めながらパーティが今夜だと言う事を、
メーカーから帰って来て健介に打ち明ける紗友莉。
「…まぁ…しゃあないか。行くぞ!」
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