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昨日は、北村智恵先生主宰のムジカフェスタに
出演しました。
ソロは、ブラームス《間奏曲 Op.118-2》。
そして連弾では、サン=サーンス《白鳥》を演奏。
ソロは暗譜で。
学生時代はピアノ三昧だし、
その後もかなり精力的に演奏活動をしていました。
あの頃と今とでは、
当然ですが、ピアノに使える時間が違います。
仕事があり、
家族がいて、
いろいろな役割が増え、
背負うものも増えました。
そして今は、
SNSをはじめ、毎日ものすごい量の情報が
入ってきます。
一つのことだけに没頭することが、
昔より難しくなっているようにも思います。
そんな今の私が、
暗譜で舞台に立つ。
しかも今回は、自分の演奏会ではありません。
師匠が主宰する会の出演者の一人として舞台に立つ。
そこには、
自分の演奏会とはまた違う緊張感があるのです。
師匠の弟子の一人としてそこに立つことへの、
重圧もあります。
舞台に立ってしまえば、
もう取り繕うことはできません。
本番になったら突然、
普段以上の自分になれるわけではない。
カッコよく見せようとしたって、できないんです。
それまでに向き合ったこと。
考えたこと。
練習したこと。
積み重ねたこと。
やったことしか、出ない。
そして、
今の自分以上のものは、出ない。
これは、
技術や練習量だけの話ではないと思っています。
舞台の上では、
自分の人生そのものが出る。
どんなふうに日々を過ごしているのか。
何を大切にしているのか。
何に心を動かされ、
何に悩み、
何を乗り越えてきたのか。
そういうものまで、
全部、音に出てしまうんです。
ある意味、丸裸です(笑)
取り繕うことはできないのです。
(2回目
)
だから怖い。
でも、だからこそ「違う景色」が待っている。
若い頃には、
若い頃の音と音楽があった。
そして今は、
今の私にしか出せない音と音楽がある。
練習時間も減ったし、
できなくなったこともあるけれど、
音楽は深くなっているはずです![]()
だから、今の自分で弾きたい。
今の自分で、
音楽に没頭する。
昨日の演奏に、
心残りがないわけではありません。
もっとこうしたかった。
もっとできたんじゃないか。
そんなことを言い出せば、
いくらでもあります。
でも、それとは別に、
やり切った。
という充実感があります。
今の生活の中で、
今の私ができることをやって、
舞台に立った。
そして面白いもので、
ひとつの本番が終わると、
あれも弾きたい。
これも弾きたい。
そんな思いが、
また次々と湧いてきます。
次は何を弾こう。
次はどこまでいけるだろう。
また次の「目標」に向かって、
今日からスタートです。
音楽に向かっているとき。
もっと弾きたいと思うとき。
もっと違う景色を見たい思うとき。
あぁ、生きてる。
と思います。
こうして今も音楽に向き合えること。
学び続けられること。
舞台に立つ機会をいただけること。
聴いてくださる方がいること。
そして、
また次の音楽へ向かいたいと思えること。
本当にありがたい。
ありがとうございました。
感謝しかありません。
そして今日から、また。
次の景色を探して…

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