96歳!ジャズ界のレジェンド、穐吉敏子さんのピアノ | マサミのブログ Road to 42.195km

マサミのブログ Road to 42.195km

走る・観る・聴く・読む・歩く・食べる・楽しむブログ

8/23(日)は八景島マリーナでのヨットスクールは午前中で切り上げました。というのも、この日の夜、どうしても見たいライブがあったもので。

 

八景島から京浜急行、市営地下鉄、JR上野東京ラインを乗り継いで…

 

 

池袋まで来ました。東口にある西武デパートの一部がビックカメラになって以来、「ビックカメラ前」というサブタイトル?が着くようになっていました。

 

 

会場は西口を出てすぐ。久しぶりの東京芸術劇場です。

 

 

5階にあるコンサートホールのロビーには、このような「天井画」が3点、描かれています。パリ・オペラ座(ガルニエ宮)の天井に描かれたシャガールの絵を思い出しますね。

カラフルでシャガールっぽい雰囲気があるけど、誰が描いたのかなぁ。調べてみなきゃ。

 

そして、私が観に行ったのは…

 

 

穐吉(秋吉)敏子さんとBanksia Trioによるジョイントライブ。「ジャズの今とこれから」を発信するシリーズ企画「Metropolitan Jazz」の第9回として開催されました。

 

 

穐吉敏子さんは1929(昭和4)年のお生まれ。いま96歳で、12月の誕生日が来ると97歳になられます(上の写真は過去のもの)。

 

戦後すぐ、大分県で進駐軍向けのバンドでジャズを弾き始め、1948年に上京。1956年にはアメリカに渡り、バークリー音楽院に入学。めきめきと頭角をあらわし、日本人ジャズピアニストとしてアメリカだけでなく世界のジャズ界から尊敬されるまでになりました。まさにレジェンドと呼ばれるにふさわしい存在。

 

アメリカで注目を集め始めた頃に出演したTV番組での演奏風景が残っています↓

 

 

私は数年前に横浜・野毛の「DOLPHY」というライブハウスで、穐吉さんのトーク&ライブという貴重なステージを初めて観ることが出来ました。 

それ以来、久しぶりに穐吉さんのピアノが聴けるチャンスなので、どうしてもこの機会を逃したくなくて、チケットを取りました。

 

 

私の席は2階の2列目。

 

共演のBanksia Trioは須川崇志さん(b)、林正樹さん(p)、石若駿さん(ds)によって2017に結成されたトリオ。今回は馬場智章さん(ts)、佐々木梨子(as)、國府方章弘さん(tp)の3人を加えた6人編成でのステージでした。

 

ライブは前半がBanksia Trio、後半が穐吉敏子さんのソロという構成でした。終演後にロビーに張り出されたセットリストはこちら↓

 

 

 

前半のBanksia Trioの演奏は…すみません、正直に言うと、8割ぐらいは眠っていました😅。この日はヨットスクールに行くために朝5時半起きだったこともありますけど、どうも演奏そのものが私と相性が合わなかった感じです。聴いててイヤではないけど、引き込まれるところが無かった。

 

20分間の休憩を挟んで穐吉敏子さんが登場。6曲を50分ほどのステージでした。

聴いていて感じたのは、穐吉敏子さんが生み出す音楽の個性の強さでした。いわゆる4ビートの、ジャズらしいジャズではない。クラシックでもないし…私の脳裏に浮かんだのは「プログレ」という言葉でした。プログレッシブ・ロックのプログレ。

 

変な言い方になりますけど、穐吉さんのピアノは、聴いていて「気持ちがいい」とか「癒される」とか言う、リチャード・クレイダーマン的な甘い感じは少しもないです。

聞き手の心に巻き起こるのは「緊張」とか「覚醒」と言った種類の感情(私、マサミの感覚です)。「そんな、聴いてて緊張するような音楽なんか、楽しいの?」と言われるかもしれませんが、私はそういう音楽が好きなんですよね。

 

ピアノの上に白いタオルを置いて、1曲弾き終わるごとに手や指の汗を拭いたり、たまに客席にむかって両手を広げ、ちょっと肩をすくめて「まぁ、今日はこのぐらいのものね?」みたいな仕草をするのも、YouTubeで見慣れた穐吉敏子さんでした。

 

 

この写真↑は今回のものではありませんが、こんな感じ。ときおりジョークをまじえた軽妙なトークで、客席をわかせる場面もありました。

 

最後の1曲だけ、Banksia Trioの面々が再び登場して穐吉敏子さんとジョイント。ピアノは林正樹さんと分け合いましたが、穐吉さんは遠慮しているのか、ほんの少ししか弾きませんでした。

 

ライブ終了後、穐吉さんは自分に渡された花束を佐々木梨子さんに手渡す場面も。ピアノとサックス、楽器は違うけれど「あとは頼んだわよ。良いジャズを作っていって頂戴ね」と、未来を託すお気持ちの表れだったのでしょうか。

 

良いステージを見せてもらって満足です。「喉」を使うシンガーや「息」を使うサックス、トランペットなどの奏者に比べるとピアニストは高齢でも弾ける人が多い印象がありますが、それにしても90台後半というお歳でステージに立てるのはすごいですよね。

尊敬しかありません。ますますのご健勝とご活躍をお祈り致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<おまけ>

終演は午後8時過ぎ。お腹がペコペコだったので、何か気取らずにガッツリ食べられるお店を探して、東京芸術劇場の裏手の通りをウロウロしました。池袋ならきっと私が好きそうなお店があるはずと信じて。そしたら、見つけましたよ!

 

 

「キッチンABC」。西池袋店と書いてあるので、何軒かあるのでしょうね。私は「キッチン何とか」という名前のお店が大好きなんです。

ようするに「食堂」で、安くてボリュームがあって美味しい。神保町の「キッチン南海」さんとか、御茶ノ水の「キッチンカロリー」さんとか。ショーケースの見本を見ると、このお店もまさしくその系統のようなので、迷わずに入店しました。

 

 

頼んだのは「オリエンタルライスと黒カレーのあいがけ」。豚汁がついて1,000円ちょうどです。

 

 

まさに「キッチン」系の味。王道ですね。満足の美味しさでした。私は知らなかったけれど、たぶん地元では有名なお店なのでしょう。今度から池袋でお腹が空いたら、ここにします。

 

波   ルンルン   ステーキ

 

この日は早起きして午前中がヨットスクール。夕方からジャズのライブ。そしてキッチンABCで締めという、忙しいけれど楽しい1日になりました。

そして池袋駅から帰路につく頃には、午前中に海で補聴器の片方をなくしたショックも、かなりやわらいでいたのでした。ふふふ。立ち直りの早いワタクシ☺️