臨死体験 | マサミのブログ Road to 42.195km

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日曜日に開催された板橋Cityマラソン。私は30km地点で棄権しました。雨と風、寒さで身体が動かず限界でした。

関門の制限時間に間に合わなかったのではなく、自分の意思で途中棄権。生まれて初めてのことです。

 

30km地点を過ぎて、沿道にあった救護テントに向かい「棄権します」と係の人に伝えました。パイプ椅子に座らされ、すぐにブルーシートでぐるぐる巻きにされました。

数分後、ブルーシートをいったん外し、ダウンコート(誰かの?)や毛布を何重にもかけられ、その上からもう一度ブルーシートでぐるぐる巻き。

 

私の周りには私より先に棄権したランナーが3~4人いて、同じ格好でパイプ椅子に座り、空虚な目でコースを見つめていました。

 

そういう格好をさせてもらっても、すぐには温まりません。ストーブがあるわけでもなく、ビショ濡れのウェアを着たままですからね。身体は寒さでガクガクと大きく震え、周りの人からはブルーシートの塊が振動しているように見えたと思います。

 

両脚とも、太ももの前、後ろ、ふくらはぎが順番に痙攣しそうになりますが、ここで攣ったらマズい!と思って必死にガマンしました。じっと目をつぶって、耐える時間が続きます。歯を食いしばりすぎて口が痛い。

 

そうやって10分ほどたった頃でしょうか。ふと、温かみを感じるようになり、震えが止まりました。身体全体がほわっとした白い光に包まれたような感じ。上半身がぐーっと前に倒れて、おでこが膝につきそうな姿勢です。そして、すごく眠い。

 

私は「このまま眠ったら気持ち良さそうだな~」と思いました。今朝は4時起きでしたしねぇ。でも同時に「これは昔の映画やドラマでよくみた、雪山での遭難シーンで『眠ったらダメだ!寝たら死ぬぞ!起きろ!』というやつかな?」とも思ったのです。

 

私は薄れていく意識の中で「それなら、それもいいかな…係の人にはちょっと迷惑かけて申し訳ないけど」などと考えているうち、眠りに落ちて行きました。

 

やがて係の人に「大丈夫ですか?」と肩を叩かれて目が覚めました。すごく長い時間が過ぎたような気がしたけれど、時計を見たら20分ぐらいしかたっていません。

そしていつの間にか目の前に停まっていた収容車に乗せられてスタート地点に戻り、預けておいた荷物を受け取り、着替えて、帰宅しました。

 

 

去年の秋の横浜マラソンに続いて、2大会連続でのDNFです。残念。詳しくは追ってレポートします。