鎌倉アルプス登山の注意点 | 東京・横浜物語

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西麻布に生まれ育ち、現在は横浜に居住する筆者が、
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「鎌倉アルプス登山の注意点」

 

結論:意外にも難しい急斜面が一部あり転倒や滑落には要注意。

   さらに意外にも道は凄く複雑で迷い易い。

   ただし低山の集合体で住宅地と接している区間が多いため、

   遭難する可能性は低い。

   しかし分岐や作業道が非常に多く、道も狭いので、

   ヤマレコやYAMAPなどの登山専用の地図アプリを使いこなしていないと、

   目的地に辿り着けない可能性すらある。

   (気付いたら住宅地の中に出ていて戻る気力を失う、とか。笑)

   実際に紙の地図を眺めながらどう行くのか検討している老夫婦がいたり、

   どっちに行ったらいいのか分からないため道を聞かれたりした。

 

鎌倉アルプスとは古都・鎌倉の周囲にある山並みを言い、

特に人気の「天園ハイキングコース」を指すケースが多いようです。

 

天園ハイキングコースはざっくり言いますと、

鎌倉の街から見て北側を大きく取り囲んでいる山々となります。

 

北東から北方向へ胡桃山~天台山~大平山となり、

そこから西方向へ鷲峰山~六国見山へ縦走するコースです。

 

鎌倉最高峰の大平山は市街から見ると北東、

第二峰の六国見山は北西に位置しているイメージです。

 

最高峰でも159.4mの低山なのでそれほど大変ではありませんが、

登山慣れしていない人には立派な縦走コースとなりますので、

特に靴は登山靴でないと危ないと思います。

 

続いて、街から見て東側にあるのが「衣張山ハイキングコース」と、

東側の街の直近にある「祇園山ハイキングコース」があります。

 

西側には源氏山があり、

北鎌倉駅から大仏に抜ける「葛原岡ハイキングコース」となっています。

 

他にもハイキングコースはありますが、

あくまでも「山」を主体とすると、

上記のコースが一応鎌倉アルプスの全容と考えていいでしょう。

 

さて、これらのハイキングコースに共通しているのが、

結論で前述しましたように、

ともかく低山の集合体ですから、

登山道の結構な区間で住宅地や公園、さらにお寺と接しているため、

分岐が非常に多いのであります。

 

登山道も狭い区間が多いので、

「え?こっち?」と迷うケースが多々あるかと。

 

さらに厄介な事に作業道も非常に多く、

そこには当然道標などもなく、

登山道と紛らわしいケースもあり、

実際に分からなくなった人から道を聞かれたりもしました。

 

紙の地図と磁石を使ったアナログ手法だと、

余程の達人でもない限り難しいと思います。

 

とは言え、地図で見ると明らかですが、

山頂以外の直ぐ近くには住宅地やお寺が多いため、

何日も彷徨うような事態にはなりませんから、

その点は大丈夫だと思っていいかと。

 

しかしふと気付いたら住宅地になっていて、

戻るのも面倒になり登山中止、くらいは頻繁に起こりそうな雰囲気はあります。(笑)

 

いずれにしましても、

低山は森林限界を抜けないため、

見通しも悪く、実は非常に難しいです。

 

日本で一番遭難が多い山は実は高尾山だったりします。

 

どうしてあんな低い山で?と、

登山をしない人は思うかも知れません。

 

しかし低山こそが迷い易く、

下山時に多く発生する特徴があります。

 

これは山の構造を見ると明らかですが、

登っている時の感覚は、

いくつもの登山道が頂上に向かって一点に集約されて来るので、

迷い難いのであります。

 

反対に下山道はどんどん分岐して行き、

さらに登山道以外の尾根もどんどん分岐しますから、

余計に難しいのであります。

 

前述したように低山は森林限界を抜けないため、

視界が利かず、自分が今どこにいるのか簡単に分からなくなります。

 

こうなったら最後、山中では遭難となります。

 

そして遭難で一番多いのは道迷いであり、

半数近くを占めています。

 

さらに道迷いから来る焦りで滑落などを含めると半数以上の遭難が、

道迷いか、道迷い起因と言われているくらい多いのであります。

 

次の記事では登山だけでなく都心の街歩きを含めた内容の、

「東京暮らしの落とし穴:道迷い対策は出だしが肝心」

を予定しています。

 

終わり

 

余談:ピンクリボンについて

登山をしていると頻繁に見たり、

ネットに登場して来るのが木の枝に巻き付けてあるピンクリボンです。

これ、鎌倉アルプスでも見掛けました。

多くのネット情報では「ピンクリボン」を目印として扱い、

正しい登山道にいるのを表している、としているサイトもありますが、

これは大きな間違いです。

「ピンクリボンは何ら公的な情報ではない。危険」

これが正解です。

きちんと編集された書籍を読めば書いてありますが、

山で見掛けるピンクリボンは林業関係者や電線敷設業者などが、

登山道以外の場所で迷わないために巻き付けているケースが多々あるからです。

従って道迷い対策の目印にしては絶対にならない物の筆頭と言ってもいいです。

却って紛らわしいので無視した方がいいと思います。

令和登山においては先ずは「ヤマレコ」「YAMAP」に代表される、

登山専用の地図アプリを使いこなすのを最優先しないと非常に危険です。

これさえ使えていればマタギ級の能力を初心者でも持った事になるからです。

しかし何故かテレビなどマスコミは、

未だに紙の地図と磁石のアナログ手法をゴリ押しするのが不思議です。

紙の地図と磁石はもちろん必携品ではありますが、

令和登山においてはヤマレコなどを最優先しないと危険極まりません。