夏場の水分補給は要注意 | 幕内秀夫の食生活日記

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 今日の東京は「37℃」、危険な暑さになるということです。皆様のお住いの地域はいかがでしょうか?充分にご注意ください。

 特に水分補給が大事になります。最近、雑誌に書いた原稿を紹介します。参考にしていただければ幸いです。

 

 

夏場の水分補給は要注意 

夏場の水分補給は大事

 この原稿を書いている6月7日、気象庁は「関東は梅雨入りしたとみられる」と発表しました。本誌が発行されるのは7月下旬になりますが、今年の夏の気温はどうなるでしょうか。気象庁によると、「酷暑日(こくしょび)」(40℃以上)が7~14地点になるだろうと予測しています。ちなみに昨年は30地点で観測されています。

 今年も暑さが厳しくなるのは間違いないようです。これだけ暑くなると「熱中症」が心配になります。実際、都内では6月にもかかわらず亡くになった方もいます。7月に入れば熱中症予防の必要性が叫ばれるでしょう。その際、言われるのが「こまめな水分補給」です。私たちは、年齢や活動状況によって異なりますが、一日に0.7から1リットルの汗をかきます。暑い日だったら3リットル、炎天下の運動時では10リットルになることもあります。その主な理由は、「発汗」することで体温を抑えることができるからです。汗が蒸発するときの「気化熱」により体温を下がるわけです。だから夏場の水分補給が大切になります。

 

夏場の水分補給は大事だが?

 暑くなるとビールや水分を多く含むスイカやかき氷がおいしく感じるのは自然の欲求と言うことができます。私たちが子どもの頃は、夏になると井戸水で冷やした「水」や「麦茶」、「ぼん茶」などを飲んでいました。いずれもカロリー(熱量)がありませんから、多少飲みすぎても食事に与える影響はありませんでした。しかし現在は、そこら中に自動販売機があります。冷えた甘い「加糖飲料」が簡単に手に入ります。しかもしっかり冷えているので「甘さ」に気づくにくいのです。例えば、冷えた加糖飲料を常温で飲んだ時を想像してみてください。強烈な甘さに、美味しさを越して、「あくどく」感じるでしょう。冷えていると、甘さの「あくどさ」を感じにくいのでいくらでも飲めてしまいます。しかも、最近のスーパーマーケットなどに行くと、1リットル、2リットル入りのペットボトルが増えています。自宅に帰ると24時間、いつでも好きなだけ飲める状況になっている子どももいます。

 これだけ飲み物で熱量(カロリー)をとるときちんと食事ができなくなっている可能性があります。

 世界中で小児の肥満や糖尿病、脂肪肝などが問題になっていますが、この「加糖飲料」をのぞいて考えることはできません。これは単なる想像ではありません。世界保健機構(WHO)は2016年に飲食品への課税効果を検討した文章において、砂糖が添加された清涼飲料水に20パーセント以上の課税を行えば、肥満、糖尿病、むし歯を抑制するような消費の削減が可能であると提言しています。これらの影響もあって、現在では世界45か国で「ソーダ税」が導入されるようになっています。(ただし、業界の反発などもあり、中止した国などもあり不確定な数です)

 これから暑くなると、水分補給は大事になります。ただし、これだけ加糖飲料が増えると、別の問題につながる可能性が高くなります。日常の飲み物は、熱量(カロリー)がない、「水」や「麦茶」、「ばん茶」などにしましょう。特に、リットル単位のペットボトルを冷蔵庫に常備しておくのは絶対にやめましょう。