指輪 | アルツフルデイズ

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アルツハイマー型認知症になった実母のことと、
アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねます

あーちゃんは認知症がそれなりに進んでからもずっと、外出時にはアクセサリーをイヤリング、ネックレス、指輪、とフル装備でつけていた。
家を出るときに、もちろんあーちゃんが大事にしていたアクセサリーは持ち出して来たが、老人ホームでは現金だけでなく貴金属類もトラブル回避の為に持込み禁止だ。

それに、あーちゃんは大事だと思う物は大概隠し込んで自分でも場所がわからなくなってしまうので、
貴金属類はなーにゃんが預かっていて、外出時にだけ持って行って身につけさせるようにしている。


入居時にあーちゃんには昔ワフウフが作った、ビーズを編み込んだ指輪を持たせた。

しばらくは行くたびに毎回、
と言っていたあーちゃんだったけど、「私のアクセサリー=ビーズの指輪」
ということがだんだん定着して来た。

でもやはり、ただのビーズの指輪ですらあーちゃんはしょっちゅう隠し込んで見失い大騒ぎした。
それなのに、散々探しても出てこなかった指輪を翌日普通の顔をして身につけていて、
と言うと、
と、「何かありましたっけ?」くらいの顔をしていた。
自分で隠して場所を忘れてしまって大騒ぎしたことなんてすっかり忘れちゃうんだよね。

それにね、失くした時も
と言いながら、その数十秒後には
と大騒ぎしたりして、
なんかもう、ただのビーズの指輪ひとつでこっちは本当に翻弄されるんだよね。


そんなビーズの指輪だけど、先日ついに壊れてしまった。
15年くらい前に作ったものでもう作り方も覚えていないし、もういいかと捨ててしまったのだが、
壊れて捨てたことを覚えていられないあーちゃんはまた
とちょくちょく言うようになった。
と言うと、「ああ!」という顔はするのだけど多分覚えていないからか、
と食い下がる。


何度説明しても最後はここに行き着いてしまい、あーちゃんは納得しない。
…というか、理解できないんだよなあ。


それで困って、
そこら辺で失くしても構わないくらいのやっすい指輪でも買おうとすると、
と言われてしまう。
ホームで良いものを持たせられないから買おうとしているんだよ〜‼︎



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