整理収納アドバイザーのおだけみよです。

 

お盆が近づくと、毎年こんな声が届きます。

「実家に帰るたび、モノの多さにため息が出ます」

その気持ち、すごくよくわかります。
でも私は、帰省のたびに親のモノを減らそうとするのは、いちばんの遠回りだと思っています。
 

 

「捨てる」から始めると、「揉める」原因に 

 

実家の片付け:モノが散乱した部屋

 

 

整理収納アドバイザーとして、たくさんのお宅にうかがいました。

そこでよく見たのが、この光景です。

娘さん「これ、もういらないでしょ」
お母さん「置いといて」
それきり、押し入れの前で会話が終わってしまう。

 

または、親御さんが実家の片づけに難色を示して、話にならない。


親にとって、あのモノたちは「使わないモノ」ではありません。
働いてきた証だったり、家族を育ててきた記録だったりします。
だから「捨てよう」という提案は、その人の歴史を否定する話に聞こえてしまうんです。

だから私は言い続けています。「人ものは捨てないで」と。
 

最初に触るのは「親のモノではないもの」 

 

冷蔵庫に溜まった保冷剤の山

 

 

では、何から始めるのか。

私がおすすめしているのは、誰のモノでもない、手放しやすいものから手をつけることです。

たとえば——

・玄関の傘立て(壊れた傘が何本も入っています)
・冷蔵庫の、賞味期限が切れたもの
・レジ袋、紙袋、割り箸、保冷剤

ここには強い思い出がくっついていません。
 

だから親も「あら、そうね」と言いやすい。
そして何より、ここが片づくと家全体がスッキリ明るく見えます。
「片づくって気持ちいいな」を、親が体感する。
その一回があって、はじめて次もやってみようと思えるんです。
 

 

 お盆の帰省でできる、3つの小さな一歩
 

 

 

実家の片づけ、親子の会話

 


1. ものは減らさず「動かす」だけ

床に置かれたモノを、床から上げる。
それだけで転倒のリスクが下がります。

介護の現場でいちばん多い事故は、転倒でした。
とはいえ、なんでもかんでも床から無くすのはお勧めできません。

床に置いてあることで、スムーズに手に取れるというメリットがあります。
まず、床におかなくても良いものを見極めることからはじめましょう。
 

2.  毎日使うモノを、手の届く高さに

私たち50代より、親の可動域はずっと狭いです。
よく使う食器や薬を、腰から目の高さに集めるだけで、暮らしがぐっとラクになります。

手の届く高さに、必要に応じて、床やテーブルの上に出しっぱなしも、うまくとりいてみてください。


3. 「これ、どういうモノなの?」と聞いてみる

捨てる提案ではなく、質問から入る。

話を聞いてもらえたと感じた人は、しばらくして自分から「これはもういいかな」と言い出します。

現場で、何度も見た変化です。
 

 

 

まとめ 

 

実家の片づけは、モノを減らす作業ではありません。
親の暮らしを安全にする作業です。

急がなくても大丈夫です。親の話を聞くことができるだけでも、じゅうぶん前進しています。

 

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こちらのブログもたくさん見ていただきありがとうございます!

真夏は家事を頑張りすぎないのがベスト。

 

 

 

 

 

 

       

自己紹介

 

整理収納アドバイザー


子どもたちが巣立ちを機に
賃貸でひとり暮らしをスタート。 

頑張らなくてもOK!
「ラクに整う仕組み」を作れば、
暮らしはもっとラクになる——。
 
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