婦人科腫瘍を専門にしてはや数年。

もちろん3月まで妊婦健診のバイトとかしてたし、分娩とかとってたけど、がん専門病院に赴任して2か月経っただけなのに、産科医療が遠くに感じられるようになりました知らんぷり

 

そんななか、X(旧ツイッター)で、マタ旅の話題がなぜか熱くなっており、自分のなかでのすごい今更感。

その話数年前に終わったたと思ってたよ・・・

 

そんなの、

ちょっと考えていかない方がいいな、っていう常識人もいれば、

医師から説明を受けてやっぱりやめとこう、って理解力のいい人もいるし、

SNSで行っている人見たし、絶対平気でしょって行っちゃうバカもいるし。

こっちが注意喚起したって、噛みついてくるバカもいるし(しかも他科だけど医者なのに)、もうそういう発信する努力もしたくない、っていうのが産婦人科13年目、医師15年目の本音です・・・無気力

 

 

ついには「里帰り」と「旅行者妊婦」の区別もつかないバカもいるらしく・・・世も末だな。

一応言っておきますけど、里帰りっていうのは、受け入れ先がきちんと決まっているし、ここが責任をもってこの人をみるってのが移動先で決まっているわけで、何かあってもたらい回されたりとか基本ないですし、救急受診したって迷惑とか思わないです。

 

 

一方、旅行者妊婦が出血しようが、おなかがはろうが、基本的に知ったこっちゃないんですよ。(もちろんベッドやNICUに余力があれば診ますけど)

逆にここが日本の医療の問題点といわれればそれまで、ですが、産科医の数も少なく、産科を扱う病院がどんどん減っている世の中で、仕方がないですよね。

ただ、一般の人は覚えておいたほうがいいです。

私の主観ですが、産科は特に、「かかりつけ」の意識が強いので、他院で診ている妊婦に対して臨時的になんとかしてあげよう、という気持ちはあまりないです。

初期に出血して、土日にかかっているクリニックがみてくれません、と大きい病院に連絡してくる人もいますが、「それも含めてそのクリニック選んだんでしょ」って思います。言わないけどね。

自分の患者か、そうでないかの区別が非常に強いと思います。

まぁ訴訟の多い科であることが責任の所在をそのようにさせた気がしますが。

 

私も若いころは、マタ旅をやめさせようとキャンペーンしてましたけど、もはやその情熱もわいてこないわ・・・真顔

昔の私あついなーーオエー

 

なので昔の記事でも貼っておきます。

びっくりしたのは読み返してもあんまり、その出来事を覚えていないってこと。結構衝撃的なこと書いてあるのに、こんなことあったんだなぁって思いましたにっこり