先月はビーツを水煮にしてレッドベルベットケーキの生地に混ぜ込みましたが、ビーツ感を出したい時にはローストビーツを使うのも好きなんです。
それはローストすることで、甘みや素材感がぎゅっと凝縮するため。
しかも実は、水煮よりも土臭さは消えやすくなる傾向にあります。
これは土っぽさの成分であるジオスミンが揮発性で、乾いた熱のほうが空気中に飛びやすいため。
更に今回はバスクチーズケーキに使ったこともあり、乳製品の脂肪分がジオスミンのような脂溶性の香り成分を包み込んで更にまろやかにしてくれるので、土っぽさはまったく感じません。

ちなみにビーツパウダーで作ると、乾燥や高温で色素が分解されやすく、焼いているうちに色が消えてしまいます。
でも生のビーツ由来の色素(ベタレイン)は、チーズの酸味によって色が安定しやすいこともあり、色鮮やかに仕上がります。
この部分も生ビーツを加工して作るからこその特徴なんですよ。

こんなに鮮やかな発色なのに、意外にもビーツ感がバランスよく馴染むため主張しません。
試食してもらった人のなかには、土っぽさがないため言われてもわからなかったという人もいたほど。
濃いピンクは、気持ちも明るくなりますね!
シナモンパウダーとも相性抜群なので、食べる時に添えるのもおすすめです。
そもそもえぐみが少ない七久里農園のビーツは、料理にはもちろんお菓子作りにもとてもおすすめです。
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【材料】
15cmの丸型
クリームチーズ 200g
グラニュー糖 95g
卵 L 2個(110〜120g)
生クリーム 170g
ローストビーツの裏ごし 140〜150g
レモン果汁 3g
薄力粉 7g
バニラオイル、バニラペースト 好みで少量
【準備】
○クリームチーズと卵は室温に戻す(生クリームは冷たいままでOK)
【作り方】
○型に敷き紙を敷く(写真では大きいオーブンシート1枚=約30cm四方のものを一度くしゃっと丸めて広げ、型に沿って敷きこみました)
○オーブンを250度に予熱する【作り方】
①ハンドミキサーの低速でクリームチーズをなめらかに練り、グラニュー糖を加えてなめらかになるまで混ぜ合わせる
②卵を1個ずつ割り入れ、その都度手早くなめらかになるまで混ぜ合わせる
★側面についたゴムベラではらって落とし込みながら混ぜ合わせます。
③生クリーム、ローストビーツの裏ごし、レモン果汁、薄力粉、バニラを順に加えて、その都度低速で混ぜ合わせる
④準備しておいた型に流して軽く何度か台に打ち付けて空気を抜き、予熱が終了したオーブンに入れ、240度に下げて20分焼く
⑤210度に下げて更に5〜7分ほど焼き、上面にしっかりと焼き目がつき、生地が少し持ち上がっていたら取り出す
⑥ケーキクーラーの上で2〜3時間ほど冷まし、冷蔵庫に入れて半日冷やしてから取り出す(冷蔵庫で冷やさないと切り分けることができません)
★少しでも熱がある状態でラップをすると、水滴が発生して表面に落ち、その部分の色が変わる場合があります。
冷蔵庫でもある程度冷えたあとにラップやカバーをかけるのがおすすめです。

