普段いかに食べ過ぎているかというのがこんなところで実感できてしまい、もう少し考えなければと思っているところです…
さて今日もレシピはありませんが、せっかくなので最近のお尋ねの中から、今回はフランスの郷土菓子・マドレーヌの型選びについてまとめてみました。
マドレーヌ生地をマドレーヌの形以外で焼いたり、マドレーヌではないお菓子をマドレーヌ型で作ることもあり、私もつい集めたくなります。

【形で選ぶ】
■フォルムは様々
マドレーヌ型にもいろいろな形があります。
ホタテだったり、少しほっそりとしたシェル型だったり、最近は2~3口大の様々な形で焼くのも人気ですし、同じような形でもメーカーによって微妙に違ったり、サイズも様々です。
溝がはっきりと出そうかどうか、というのも選ぶポイントです。
■個別タイプか連結型か
1枚の天板で数個焼ける連結タイプと、個別に分かれているタイプに分かれます。
個別に焼けるものは、たくさん焼く時には下準備や型の移動がちょっと大変ですが、個数の調整が楽で、オーブンのサイズを選びません。

連結型は、移動させやすく準備の作業もしやすいので、一度にたくさん焼く場合におすすめです。
ただし半端な数を焼いた時は熱の当たり方が変わって来たり、空焼きした部分が痛む場合があります。(空焼きをするほど油が馴染むも材質の場合はその心配はいりません)
オーブンに入るかどうかの確認も必要です。

こちらはマフィンやフィナンシェ用のものなど、マドレーヌ以外のバターが多いケーキを焼く型も含んでいますが、マドレーヌに使ってもきれいに焼けます。
【材質で選ぶ】
■本来の焼き型として
マドレーヌ用としてはもちろん、他のケーキを焼く場合でも切り分けずに1人分ずつ可愛いサイズで作ることができるので、フィナンシェやケークサレなどの油脂が多めに入った生地にぴったりなのがマドレーヌ型です。

焼きに使うのであれば下地が鉄の、熱伝導率の良い、下地が金属の材質のものがおすすめです。
表面にムラなく焼き色がつきやすく、サイズにもよりますが特に深さがあるものだと中はソフトに仕上がります。
シリコンやフッソなどのコーティング加工がされたものだと型離れが良いので、特徴的な溝の形も出やすくなります。

ブリキやギルアなど使う度に油を馴染ませていくタイプは、馴染むまではうまく取り出しづらい場合がありますが、熱伝導率の良さからはおすすめです。
■使用前の準備
どの型も、使用時にはオイルスプレー(離型油)を噴き付けるか、柔らかいバターを薄くまんべんなく塗ったものを冷やし、強力粉を薄く叩いて生地を入れます。
どちらの準備(オイルスプレーだけか、バターを塗って粉を叩くか)が合っているかというのは、型やレシピとの相性にもよるのですが、どの型を使う場合でも最低限、油脂を塗る作業は必ず行ったほうが安心です。
ちなみにこちらはフッソ加工された型に、薄くバターを塗って冷やし、強力粉を叩いて生地を流しこみ、焼いたものです。

同じ型ですが、こちらのマドレーヌはオイルスプレーのみで焼いてもつるっときれいに外れました。

よくシリコンゴム製のものや、コーティングの加工がされたもので”そのまま生地を流して焼いてもするっと外れる”という紹介文を見かけることがありますが、油脂(オイルスプレーなど)をぬる作業は行っておかないと表面が剥がれやすい傾向にあります。
■番外編・冷菓用に向くシリコンマドレーヌ型
シェル型の可愛い形は、本来の焼き菓子用としてだけでなく、冷菓にも人気です。
金属製の型は、継ぎ目や傷から錆びやすいなどの理由で冷菓には向いていないのに対し、シリコンゴム製の型は材料の成分が影響することも少なく、焼きにも冷菓にも使うことが可能です。
継ぎ目がなく生地が漏れないので、アイスやゼリー、ムースやババロア、チョコレート作りにも可愛い形を活かすことができます。
(シリコン型で作れるお菓子について、詳しくはこちらのコラムもどうぞ)
その際、移動させやすいよう型をバットの上に置いてから生地を流すのがポイントです。
こちらはシリコンのシェル型で作ったアイスです。

マドレーヌ型で固めたアイス2枚で、棒を挟んでアイスバーに。

シリコンゴム製の型は金属型とは比にならない種類の形を選ぶことができ、マドレーヌ生地=バターが多い生地との相性も悪くありません。
熱伝導率は良くないため、焼き型として使うとムラになりやすいものの、工夫次第で熱の入り方が均一になるよう調整することは可能です。