今回はフードプロセッサーで作れるお菓子の種類別に、フードプロセッサーを使う場合のポイントについてまとめてみました。
■お菓子作りにおける材料の働きや作業の意味/型の材質別の特徴や向くお菓子一覧
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【バターケーキ】
手作業でお菓子を作る場合、バターやクリームチーズなどは練りやすいように室温に戻す必要があります。
でもフードプロセッサーで混ぜれば、冷たいままでも短時間でなめらかにすることが可能です。
卵も、卵白のコシを簡単に切ることができます。
しかもワンボウルで作れる生地は、大抵フードプロセッサーで順番に混ぜるだけで数分もかけずに出来上がります。
ただし「室温に戻す」という工程は、練り混ぜやすくするためだけではありません。
例えばバターは室温に戻すと空気を含みやすくなる性質があるので、ハンドミキサーでしっかりと時間をかけて泡立てることで、ふわっときめ細やかな口当たりに仕上げることができます。
その工程が必要だからレシピにそう記してあるケーキの場合は、フードプロセッサーで単純に混ぜただけのものを焼いても食感は再現できないので、手作業で作るほうがおすすめです。
バター主体のお菓子は種類も幅広いので、その時のレシピの意図や、口当たりの好み、仕上げたい理想に合わせて私も使い分けています。
いずれの方法にしても、粉を加えたら混ぜすぎに注意することが必要などの、基本的なポイントは変わりません。

【パイ・スコーンなど】
パイやスコーンは、冷たいバターに粉をまぶして、指先ですりあわせながらぽろぽろと小さくしていく作業があります。
ただ夏などの気温が高い季節は、材料や指先があたたまりやすいのでバターも溶けやすくなり、苦戦しやすい時期ですよね。
フードプロセッサーは刃で切り混ぜるのが得意なので、冷たいものを冷たいまま、バターを硬いまま細かくすることができとてもおすすめです。
ただしあまり細かくしすぎても層になりにいくいので、パルス操作(ガッガッと小刻みに動かす方法)で様子を見ながら混ぜる必要があります。
また冷凍庫から出したての大きめのバターを混ぜると、機械に負担がかかって壊れる場合があるので、「小さくカットして冷蔵庫で芯まで冷やした状態」のものを使うのがポイントです。

【クッキー・タルト生地】
クッキー系の生地も、基本的にはワンボウルで作りますので、フードプロセッサーで効率的に作ることができます。
粉を練ることなくさっくりと生地に混ぜることができるため、サクサクとした口当たりに仕上げることができます。
作業中は粉が混ざりすぎないよう、パルス操作で小刻みに動かし、様子を見ながらまとめるのがおすすめです。
こちらはクッキーやサブレの生地。

タルト生地。

オールドファッションなどの、混ぜて揚げるだけのドーナツ生地も気軽に作れます。
ちなみにこちらはレモンティー風味の茶葉を混ぜたアレンジです。

【チーズケーキ】
順番にボウルひとつで混ぜていくタイプのベイクドチーズケーキやレアチーズケーキなどの生地は、とても滑らかに仕上げることができます。
材料を加える都度、側面に散った生地をゴムベラではらって混ぜ込むのがなめらかに仕上げるポイントです。

ちなみにスフレチーズケーキづくりには、メレンゲの泡がつぶれてしまうためフードプロセッサーを使って混ぜることはできませんが、メレンゲを混ぜる前までの工程(クリームチーズと砂糖を混ぜたり、卵黄や粉を混ぜたり)に使うのはおすすめです。
なめらかにムラなく混ぜることができますよ。
【その他】
ほとんどのお菓子には、混ぜ合わせる工程が必要です。
混ぜ方にもいろいろと種類がありますが、フードプロセッサーは、”なめらかになるまでしっかりと混ぜ合わせる”ことが重要なお菓子作りには特に向いています。
例えばシュー生地を作る際、卵を加える時にフードプロセッサーで混ぜると、だまになりません。
木べらでは混ぜ込みにくい分量で作る時にもおすすめです。

スイートポテト生地も、加熱した芋を潰す手間が省けます。
他の材料とも混ざりやすく、濾さなくてもなめらかです。

こちらはスイートポテトのタルトですが、土台の生地・アーモンドクリーム・スイートポテト全てをそれぞれフードプロセッサーで混ぜ合わせて焼きました。

…ということで今回は、私がフードプロセッサーを使って作ることが多いお菓子を例にご紹介しました。
お役に立てますと幸いです。