コーヒー豆の保存方法 | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

以前こちら↓のページに貼っていた、数年前のいくつかの記事がリンク先にて表示されなくなった(またはなる予定)なので、その中からいくつかのおおまかな内容をブログに移しておくことにしました。

◆食べ物と飲み物の組み合わせ/美味しい飲み物の淹れ方まとめ
 →http://hama-sush-jp.pro/lovable-kitchen/entry-12133207508.html

コーヒーや飲み物に詳しい方はご存知のことばかりでしょうし、もし違うやり方をしているな~と感じることがあっても、あくまで嗜好品なので私の意見は正解なのではなくひとつの考えとして、読まれる方のお役に立てる部分がありましたら嬉しく思います。
今回は豆の保存についてです。

◆ちなみにコーヒー味のお菓子レシピ一覧はこちら
 →http://hama-sush-jp.pro/lovable-kitchen/entry-12019689138.html





外国土産のコーヒーなどに、くるくるとまとめて留めておけるクリップがついてくることは多いですよね。
でも実はこの保存方法、あまりおすすめできません。

そうでなくとも、せっかくの美味しいコーヒーでも風味を落とす保存をされている方は多くいらっしゃいます。
仕事柄、コーヒーの保存についてはかなり多くいただくご質問のひとつです。

今回はコーヒーを変質しにくい状態で保存できる方法や、風味を落とす方法とその理由についてご紹介したいと思います。


【クリップやゴムで留めるだけ、は厳禁】

くるくると袋の口を折り曲げただけでは隙間だらけ。
入ってくる空気で酸化が早まり、更にそれを冷蔵庫に入れたら冷蔵庫内のニオイの吸着・吸湿で味が落ちてしまいます。


【冷蔵保存は変質しやすい】

「長持ちさせるためには冷蔵保存が良い」と耳にすることがあります。
理由としては酸化を防ぐためと思われるのですが、それは正しい方法で保存した場合のみに有効なのであって、単に冷蔵庫に入れておくだけでは意味がないんです。
それどころか、間違った方法ではむしろ味を落とす原因に。

まず密封状態で、購入してすぐに開封しないのであれば冷蔵で保存しておいても良いのですが、開封する際は室温に戻してからにします。
なぜならコーヒーの温度と気温に差があると、開けた瞬間に結露して豆が吸湿してしまうからです。
結露して水分を含んでしまうほど、いざコーヒーを淹れようとしても、豆がよく蒸らされないため風味を引き出すことができません。

そして開封後に保存しておく場合も、もし冷蔵庫に出し入れするなら、しっかりと密閉できる容器に入れておかないと冷蔵庫のニオイを吸着するうえ、一度にたくさん保存している場合は出し入れするたびに味がどんどん落ちて行きます。


【冷凍保存にも注意が必要】

冷凍保存も酸化を防ぐために良いと耳にしますが、実は冷蔵庫と同じく注意が必要です。
しかも冷蔵庫以上に室温との差があり、出してすぐに封を切るとより結露しやすくなります。

そういうことから封を切る前に冷凍しておいた場合は、室温と同じくらいの温度に戻してから開封します。
(封を切る前に冷凍しておくのは、買っても数か月以内には飲まない場合などに冷凍されるケースの話です)

”開封したもののなかなか1~2週間ほどでは飲み切れないから冷凍したい”という場合は、冷凍できる密閉バッグに一度に使う量ずつ小分けにして、飲む時に飲む分を取り出し、取り出したらすぐに挽く・または淹れるという方法が変質は少ないと思われます。
ただ一度取り出したものの再冷凍はおすすめできません。


【すぐに飲み切るなら常温保存で可】

個人的には、コーヒーは開封後にきちんと密閉できる瓶に入れておき、早めに飲み切れる予定であれば、直射日光が当たらない常温で保存しておくのが一番神経質にならず、美味しく飲める方法ではないかと考えています。
(どうしても酸化が気になったり、すぐに飲み切れないといった場合は、密閉して冷凍保存するなどお好みです)

その場合、豆のままなら開封してから1か月、粉に挽いたものなら2週間くらいが美味しく飲める目安です。


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お店の店主によって細かい部分の淹れ方のこだわりが様々であるように、保存方法に対する考え方やこだわりもいろいろ…
様々な条件で保存したものを飲み比べた結果やデータを出しているサイトや本もあるのですが、個人的には、季節による違いや冷凍庫の温度の推移、そもそも使っているコーヒー豆によっても違って当然ではと考えています。

いずれにしても焙煎し終えたその時から時間経過とともに少しずつ酸化していくものですが、人や豆によって”この豆は焼いたすぐが美味しい” ”これは何日後に飲んだほうが味が馴染んで美味しい” などとされるものもありますし、結局のところどこまで気にするか(こだわるのか)というのは飲む人が決めることで、コーヒーは自分が美味しいと思う方法で楽しむのが一番ではと思います。