色の割にはほうれん草の風味自体は強くなく、入っていると言われたらわかるかなと言った程度ですが(これまで出した人には、色とほんのりした苦味から抹茶だと思う方もいらっしゃったくらい)、切り口がものすごく鮮やかな緑です。
作り方は、柔らかく色がはっきりしているほうれん草の葉っぱだけをペースト状にして水分とともに加えるだけ。
翌日までが食べごろであまり日持ちはしませんが、1日たつと馴染むのか焼き立てよりも風味が増し、色も少し濃くなるような感じがします。
ところで特にこれくらい色が出ていると、野菜を使っているので健康的なお菓子として捕らえられることも多いのですが、野菜をお菓子に使っても使用量は微々たるものなうえ、壊れやすい栄養素は作っている工程の途中で飛ぶことも多いので、ヘルシーさとしての意味は持たせず、私としてはあくまで風味付けや色付けのために加えています。
個人的にヘルシーなのは、甜菜糖を使っているとか、脂肪分が少ないとかそういうところにこだわったものだと思っているので、このお菓子を食べたからと言ってほうれん草の栄養はあまり期待できないと言うことはちょっと付け加えておこうと思います。
ただこのシフォンに関しては、乳製品を使っていないのでその点では乳アレルギーの方も楽しめるお菓子のひとつですね。
バターも使わないので、バター不足の最近にぴったりなおやつとしてもおすすめです。

↑デコレーションなどに使いたくて(たとえば私はこれからの季節ならクリスマスやひな祭りのお菓子に使うことがあります)このほうれん草シフォンを作ることがあるのですが、そういう場合にほうれん草の風味ではなく色だけを加えたい場合、生のほうれん草を50g(絞った時点で約25g)に減らして作ると風味はしなくても同じくらいの色鮮やかな緑色に発色しますので、参考までに(この色で味はプレーン)
~材料~
17cm シフォン型
☆卵黄生地
卵黄 M3個分 (約50g)
グラニュー糖 50g
サラダ油 30g
ほうれん草の葉(生) 80~90g
水 45g
薄力粉 65g
ベーキングパウダー 2g
☆メレンゲ
卵白 M3個分 (約110g)
グラニュー糖 25g
~下準備~
・材料はすぐに混ぜられるように全て計量して準備しておく
・薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるっておく
・オーブンは180度に予熱
~作り方~
①ほうれん草の葉をさっと茹でて水(分量外)にくぐらせ、1~2cmに切ったらぎゅっと水気を絞り(この時点で40~45g)、材料の水と一緒にペースト状になるまでミルにかけたら、更にサラダ油を加えてよく混ぜ合わせておく
→ミキサーやフードプロセッサーだと容量が少なすぎてうまく刻まれないため、ミルがおすすめ
②冷えた卵白をハンドミキサーの高速で泡立て、白っぽくなったらメレンゲ用のグラニュー糖1/3量を加えて更に泡立て、混ざったらまた1/3量のグラニュー糖を加えて泡立て、残りのグラニュー糖を加えたら更に泡立てて、持ち上げた時に下に落ちず角が立って少しおじぎするくらいの固さのメレンゲを作る
→あわ立てすぎてぼそぼそにならないよう注意
→メレンゲは暑さで分離しないようにすぐ冷蔵庫へ
③卵黄→グラニュー糖→①のほうれん草ペースト→薄力粉+ベーキングパウダー→メレンゲ1/3量の順に、都度だまができないようなめらかに混ぜる
→卵黄を白っぽくなるまであわ立てるレシピもあるものの、そこまですると卵の風味が消えてしまうので混ぜすぎない
④残りの卵白を全て加え、左手はボウルに添えて回しつつ、右手はゴムベラで生地の中央にへらの側面から切るように入れて、底から面ですくって返すように、白い筋が見えなくなるまで大きく混ぜる
→へらを持ち上げた時りぼん状に跡が残る状態になったらOK、これ以上混ぜすぎないように
→卵白の粒が残っている場合はへらの先でなじませる
⑤型には何も塗らずに生地を入れて、型を台の上でまわしてある程度表面をならし、型を2~3cmの高さから落として大きな気泡を抜く
⑥180度に予熱したオーブンで25分焼成
→割れ目にも焼き色がついていればOK
⑦焼けたらオーブンから取り出し、すぐに逆さにして冷ます
→ケーキクーラーの上に置いたり、筒の部分を瓶に立てたり、逆さに置いたコップの上に立てるなど
⑧完全に冷めたら、生地と型の間にパレットナイフを差し込んで外す
→パレットを差し込んだままスライドさせる取り方もあるもののえぐれやすいので、慣れるまでは一回一回都度都度差し込んで引き抜くやり方を繰り返すとえぐれない