9月22日に三重県桑名市を訪れ、和菓子屋「花乃舎」で和菓子を味わい、「六華苑」など訪れ、夜は「蛤料理 日の出」へ。

 

「日の出」は人気の蛤料理の料亭で、予約を取るのが大変難しい。

 

しかし、この季節は蛤の産卵も終わっており、オンシーズンというわけではないので何とか席を確保。

 

お店の方によると、産卵後の今の蛤は、蛤独自の味が強く、これはこれで美味しいそうだ。

 

産卵前の春の味わい、夏の太ってぬめりの強い味わい、季節によって味わいが違うので次は違う季節に訪れることを勧められた。

 

今回は「はまぐり鍋(基本コース)」をお願いした。

 

蛤のしゃぶしゃぶ。

しゃぶしゃぶと言っても自分が湯がくことはなく、お店の方が頃良い状態にして持って来てくださる。

 

本日の蛤。

こちらでは4.5㎝以下の大きさの蛤は獲ってはいけないとされているので、大きい。

これをしゃぶしゃぶ用に。

 

 

焼き蛤はこちらの大きなサイズのものを。

 

 

サイズが良く分かるように仲居さんが爪楊枝を貝殻の上に乗せてくださった。

桑名の蛤の貝殻の色は黒めだそうだ。

 

前菜が出たと思うのだが…写真がなかったので省略。

 

1回目。

 

 

美味しい…。蛤は柔らかな歯ごたえ。

 

貝類の旨味成分といえばコハク酸が思い浮かぶが、調べてみると蛤の主要な旨味成分はグルタミン酸、タウリンなどのアミノ酸らしい。コハク酸はアサリより少ないらしいがアミノ酸とのバランスが良いらしい。ふむふむ。

 

2回目。

 

 

うーむ。1回目とは違う。もともとの出汁に1回目の蛤の旨味がプラスされている出汁で湯がくので旨みが濃い感じ?

 

ここで、仲居さんから蛤についての知識を教えていただいた。

 

日向灘の蛤は殻が厚く白いため、碁石の白い石に加工されるそうだ。へえ。

黒い碁石は熊野灘の那智黒石から作られるのは知っていた。

 

 

ちなみに下の茶色い貝殻が桑名産。色が違う!写真では見えないが厚みも違う。

湾の奥か、大洋に面しているかで波の激しさが違うため貝殻の厚みも違うらしい。

 

ここで葛きり。

 

 

 

そのまま食べても美味しいが、黒胡椒を少しかけると美味しい~!

 

3回目。

 

 

うーむ。濃厚な感じ…。

 

ここで焼き蛤。

 

 

大きいサイズの蛤の大きいことよ!

これはこれで味わいがある。

 

桑名市漁協交流センター・公民館「はまぐりプラザ」の食堂「はまかぜ」のワイルドな焼き蛤とはちょっと違う感じ。

 

蛤の天ぷら。

 

 

蛤に海苔が巻かれており、この海苔は桑名の海苔なのだ。

大変珍しい海苔で、もちろんとても美味しい。

10年ほど前に、桑名の海苔を頂いたことがあり、もう、びっくりするくらい美味しかったことを覚えている。

ちなみに桑名の米油で揚げているそうだ。

 

ここでお豆腐。

 

 

素晴らしいお出汁で茹でたお豆腐…何もつけないでも美味しい。

くーっつ、三つ葉も美味しい。

 

最後は雑炊である。

 

 

桑名の海苔をかけて。

もう、絶品。

 

今回は5人で訪れたが、6人だと麺もチョイスできるらしい。

うーむ。

雑炊に黒胡椒をかけても美味しかった~。

 

デザートはアイスクリーム。

 

 

そして・・・・貝殻をお土産に持ち帰る人もいると聞いて、ついつい。

 

 

いただいちゃったよ。

貝合わせでも作るのか…と検索してみると、貝合わせの作り方を紹介しているwebサイトをいくつか発見!

 

 

大変美味しかったうえに、仲居さんに蛤の知識も色々教えていただき、大変勉強になりました。

 

上村松園の「蜃気楼」という作品は、蛤の口から煙のようなものが出ていて、そこに女性が描かれおり、女性の着物に波、貝殻、珊瑚など描かれており、素晴らしいそうである。検索すると画像がヒットした。

 

大阪中之島美術館で来年2025年3月末から5月いっぱいまで「生誕150年記念 上村松園」展が開催されるらしい。

 

もしや、この展覧会で松園の「蜃気楼」が展示されたら良いなあ、と思った。