フラれてメゲるな! | 真面目に脱線話@リンガランド英語塾

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英語や芸能など、思いついたことを適当に書いていくという、そういうブログです。

以前、本ブログでは「『しかと』の恐怖」というタイトルで、ひとに拒絶されるといかに精神的に傷つくかについて解説した記事を取り上げました。今回はその1つの解決法として、How to Cope With Rejection(拒絶に対処する方法)という記事を取り上げます。



筆者は『Worried Sick?』や『Rising above Fear』など広い分野にわたって著書がある精神科医のFredric Neuman氏です(→外部記事リンク)。



I am afraid that rejection and failure and disappointment are a regular feature of ordinary life, no matter how successful someone may be. Any set of circumstances in which one reaches out for something: acceptance, approval, the good opinion of friends and family-the good opinion of anyone at all―there is the risk and, indeed, the certainty of rejection from time to time.

「どんなに成功した人物であっても、拒絶されることや失敗することや落胆することなどが日常で繰り返し起こることは怖い。どんな環境にあっても、受け入れられること、賛同を得ること、友達や家族からの好意的な意見を求める。いや、好意的な意見ならどんな人からでもいいものだ。とはいえ、リスクは存在する。それはときに起こる拒否される可能性だ」



言い方がまどろっこしいですが、ようするに、ひとは受け入れられることを喜び、拒否されると傷つくということです。また、それがいつ起こるかはわからないといったことを述べています。


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Rejection is so common, we do not usually stop to consider it as such. Only if someone is especially sensitive does a person think in terms of rejection if, for example, a friend chooses not to accompany him/her to the movies, or puts off texting back for a few hours, or chooses to walk to school alone, or forgets to extend an invitation to dinner until the last minute. Only someone especially sensitive takes offense if someone fails to laugh at an anecdote he/she has told. But there are such sensitive people. I spend considerable time in the therapeutic setting trying to convince patients not to be offended when no offense is intended. It is as if these individuals have their antennae out all the time waiting to react to the first sign of rejection. They are sometimes described as "high maintenance" friends because they are so difficult to reassure. But in certain circumstances a possible rejection is usually an active concern for everyone:

「拒絶はごく普通にあるので改めてわざわざ考えるようなことは通常はやらない。神経質な人だけが拒絶について考えるものだ。たとえば、友達がだれそれと映画に付き合わない、数時間メールを返さない、一人で学校に行ってしまうといったことや、ディナーの誘いにドタキャンするなどである。だが、そのように神経質な人はいることはいる。私は相応の時間を割いて、悪意などないのに患者が気を悪くしないように治療の準備をする。患者ひとりひとりがまるで1日中アンテナを張って、拒絶の最初の兆候に反応しようと待ち構えているかの様相を呈している。彼らが「手かがかる」友達になってしまうことがあるが、彼らを納得させるのはそれほど困難だからである。だが、ある条件下では、誰であっても拒絶が起こりうることがいつも現実的な悩みの種になる」



お願いしたり誘ったりしても、相手にも都合があるので、断られることはしばしばあります。いちいち傷ついてもしょうがないので、ふだんはそんなことは考えないものだよ、と述べています。



ただ、筆者は精神科医なので、どうしても被害妄想ぎみな患者さんがいて、拒絶に過剰に反応する場合もあるようです。ただ、それはそういった患者さんだけでなく、普通の人にもありうるというのが最後の一文で言いたいことでしょう。



たとえば、どんなときでしょうか。筆者は6つの例を出しています。



1. Applying for a job-or for a promotion.

 「求人や昇進に応募する」


2. Reaching out for a date. Or confronting the possibility of abandonment once in a relationship.

 「デートに誘う。あるいは人と接するごとに無視される可能性があることと向き合う」


3. Submitting an artistic work for consideration.

 「審査のあるところに芸術作品を提出する」


4. Attempting to join a club of some sort or some other social grouping such as a fraternity.

 「同窓会など、何かのクラブや社会活動に加入しようとする」


5. Applying to a college or to a somewhat selective vocation, such as the Navy.

 「大学受験や海軍などのいくぶん特別な仕事に応募する」


6. Running for office.

 「立候補する」



「どんなに自信があっても、こういった状況で拒絶されるとほとんどの人がへこむものである」と筆者は言います。いずれも「審査」というものがあることばかりで、「合否」があるからでしょう。


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ここで、筆者は拒絶に関連して、ある友人の思い出を述べます。独身者が集まるバーでの出来事です。



I remember a shy man who approached a woman in a bar and said something that happened to be true, but which seemed fake to the woman. He told her she reminded him of a movie star. The woman sneered at him and turned away. There was very little I could say to console him; and it took a year for him to get up enough courage to return again to a singles bar.

「バーで女性を口説こうとしている内気な男性が、事実を言っているのに、女性に信じてもらえなかったという場面を見た。彼は映画女優に似ていると言ったが、彼女は苦笑いして消えてしまった。彼を慰める言葉がなかなか見つからなかった。また、彼が出会い系のバーにふたたび思い切って行こうとするのには、まる1年かかった」



「あなたはシャーリーズ・セロンに似ていますね」と照れながら思い切って言ってみたら、「どこが似てるのよ!」などとバカにされたと思ってどっか行っちゃったんでしょう。「えー、本気で言ったのに!」と男性はずっと立ち直れず、傷が癒えるのに1年かかったようです。



Perhaps everyone is alive to the possibility of rejection when approaching someone of the opposite sex. These are chancy encounters, likely to fail more often than they succeed; but they are, nevertheless, important. It is easy to overreact.

「異性にアプローチすれば、拒絶される可能性は誰にでもあるだろう。チャンスがあっても、成功するより失敗する可能性が高い。だが、それでもチャンスは大事だ。過剰に反応するのは簡単だ」



Perhapsと言っているのは、異性に拒絶されない人もいるかもしれないからですが、いるかな。いるかもね。



筆者はこのあと、ハンサムな学生時代からの友人の例、太って頭髪がさびしいけれども、女性に対して大胆に行動してラスベガスでナンパに成功した患者の例、作家の例などを出します。おもしろいので、ご関心があればぜひ読んでください。


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筆者は最後に拒絶を怖がる人たちに3つのアドバイスをします。ちょっと長いですが、1つずつ見ていきましょう。



1.
Know ahead of time what the chances are of a particular effort being successful. If the odds are long, that is not a reason for not trying; it is a reason not to be discouraged by failure. For instance, sending in a resume in response to an advertised job has been studied. Approximately two per cent receive a response. That is not an argument for giving up. It means that even if you have been ignored, there need not be anything wrong with your resume. It is a matter of the odds. Sending in a couple of hundred resumes shifts the odds in your favor. Similarly, like my patient who used to visit Las Vegas, if you ask out enough women, you will be successful occasionally. Keeping the odds in mind makes all the rejections along the way more tolerable.

「その努力が実る可能性はどれくらいあるのか、予め知っておこう。可能性がなければやる理由などない。失敗してがっかりする必要などない。たとえば、求人広告を見て履歴書を送ることについては研究がある。返事をもらえるのは約2%だ。それなら諦めても問題ない。つまり、拒絶されたとしても、履歴書に問題があったと考える必要などなく、単に確率の問題である。履歴書を数百通送れば、可能性はあなたに有利になっていく。同様に、ラスベガスに行った私の患者のように、それなりの数の女性を口説けば、成功することもあるだろう。可能性のことを頭に入れておけば、やることをやって拒絶されても耐えることができる」



2%の可能性しかないことに1回チャレンジして失敗するのは当たり前だというわけです。98%は失敗の可能性があったわけなので、たしかに成功するほうが奇跡です。でも、数をこなせば可能性も上がるので、「拒絶」ではなく「可能性」を意識して行動せよと言うアドバイスです。



2.
Keep more than one iron in the fire at a time. Having a manuscript rejected by one publishing house is less devastating if that book is being considered at the same time somewhere else. Some writers spread themselves in all directions to withstand these upsets. If someone has been jilted, I recommend starting to date right away-even when that is not the inclination of many people who find themselves in that situation. An unsuccessful job interview does not feel so bad if another one is scheduled for tomorrow.

「1度のチャンスがあれば複数チャレンジするようにしよう。出版社に拒絶された原稿があっても、どこかでちがう出版社で出せると考えていれば、何もしないよりは落ち込まないものだ。作家の中にはこの腹立たしさに耐えるために、あらゆる手を尽くして原稿を広く持ち込んでいる。振られたら、すぐにデートをすることを勧める。たとえそれがそんな気になる相手でなくても。面接試験がうまくいかなくても、明日、次の面接の予定が入っていれば、さほどへこまないものだ」



これは私も経験があります。出版企画なんて、よほど実績のあるライターでないとなかなか通らないですからね。



同様に、就職活動というのは決まるまでは「拒絶」の繰り返しですから、精神的にダメージを受けます。1つ1つに傷ついても意味がないので、数をこなそうというわけです。「次」があれば目の前の拒絶にいちいち傷ついていられないというわけです。



3.
Finally, keep in mind that a rejection is not necessarily―probably not even usually―a reflection on who you are, what you have written, or the way you present yourself. People get turned down for every sort of thing for all kinds of reasons that have nothing to do with merit. Some members of the opposite sex will really be taken with you just as others will immediately turn away, for reasons that are not even clear to that other person, let alone to you. Also, don't give up. My first experience with a literary rejection came when I was a freshman in college and sent in a poem to the Nassau Literary Magazine. It was their practice not only to reject undesirable material, but to mark the rejections. I got, as I remember three Ds and a C. I sent the same poem into the same magazine in my senior year, and it was published. Being published did not make me feel much better, I discovered. Those writers who are published eventually often come to the same conclusion.

「最後にこのことを覚えておいてほしい。拒絶は必ずしも、いやおそらく通常は、あなたの人格や書いた内容や外見など反映してはいないということだ。人はどんなことでも、プラスになるならないと関わりない理由で拒絶されるものだ。ほかの人には理解できない理由で、あなたに夢中になる異性もいれば、すぐに拒絶する異性もいる。いわんや、あなたに理由がわかるはずもない。だから諦めないでほしい。私が初めて文字通り拒絶された経験を味わったのは、大学1年で『Nassau Literary Magazine』誌に詩を投稿したときだった。求めていない投稿は拒絶するだけでなく、不合格判定を出すのが彼らの決まりになっていた。たしか3つのD判定と1つのC判定があったと思う。2年になって同じ詩を同誌に投稿したら採用された。掲載されても気分はさほど気分は良くなっていないことに気づいた。本を出版できた作家はいきおい同じ結論に達することが多い」



拒絶されたのはあなたやあなたのやったことの価値が低いからではないということです。本が出せるとか出せないといったことは、実力より、偶然の要素が強く、それを呼び寄せるには数を当たるしかないというわけです。



聞いてみると当たり前のことですが、専門家が言うとそれなりに説得力が増します。



たしかに拒絶にめげない人が勝ち抜けられる世の中です。拒否されても気にしない気にしない、ひとやすみひとやすみ・・・してまたチャレンジ!



めげない、あるいはいくらでも立ち直れる、というのは、成功する最も大切な資質です。才能より大事かも。



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本書がなぜ今の日本に必要なのかを書きました。ぜひご参照ください(→過去ログ)。