見るとバカになる放送局 | 真面目に脱線話@リンガランド英語塾

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英語や芸能など、思いついたことを適当に書いていくという、そういうブログです。

先日のアメリカ中間選挙について、おもしろい分析が出ていたのでご紹介します。



メリーランド大学(University of Maryland)の付属研究所Knowledge Networks が出しているMisinformation and the 2010 Election(2010年選挙における誤解された情報)では、アメリカの有権者がどんな誤った情報を信じていたかが細かく分析されています(→リンク )。



たとえば、オバマ政権になって税金が高くなっている(ブッシュ政権の頃の政策が続いているので実際は税率は下がっている)とか、オバマ大統領は実はアメリカ生まれではない可能性がある(まぎれもなくハワイ生まれ)であるといった、明らかに間違った「トンデモ情報」です。



非常におもしろいデータが多いのですが、その中でも最後にある「どの放送局の番組を見ていた人が、誤った情報を信じていたのか」の分析が秀逸です。見てみると、その放送局の質で、トンデモ情報を信じる率が違うことが明らかになっています。



ありがたいことに、あるサイトで、この資料の1つをCNNとFOXとの比較に絞って折れ線グラフにしてくれました。これを見るとたいへんわかりやすいので、原資料に当たるのが面倒な方はこちらをご覧ください(なお、CNNは良質な放送局の代表、FOXは俗的な放送局の代表です)。



縦軸は「大多数の科学者が地球温暖化が起きていないと考えている」あるいは「地球温暖化が起きているかどうかは意見が真っ二つだ」という間違った情報(実際は大多数の科学者は地球温暖化が起こっていると考えている)をどれくらい信じているかの割合です(→図のリンク )。



真面目に脱線話@リンガランド英語塾-FOXvsCNN




赤色がCNNで青色がFOXです。横軸は横軸は右からnever(全く見ない)、rarely(ほとんど見ない)、once per week(週には1度見る)、2/3times /week(週に2,3度は見る)、Almost everyday(ほとんど毎日見る)となっています。



結果は一目瞭然で、CNNをよく見ている人ほどトンデモ情報を信じておらず、FOXをよく見ている人ほどトンデモ情報信じているという、実にわかりやすい結果が出ています。



FOXというのはどれだけトンデモ情報を流しているんだという感じですが、いずれにしても「バカ」になりたくなかったら見る番組を考えたほうがよいという、当たり前の結論に至ります。FOXは日本でも人気がありますが、質的には「トンデモ放送局」です。



日本にはFOXのような放送局がないので、こういった情報にはあまり切迫感がないかもしれませんが・・・いや、むしろ、良質なニュース番組やドキュメンタリーがほとんど皆無の日本の放送局全体が、FOX化していると考えたほうがいいかもしれません。



日本の場合、主立った放送局の内容が横並びで、質の高さを選択することができません。日本の視聴者は、テレビ番組の年々落ちていく質につきあっていくしかありません。



悲しい現実ですが、日本ではまだ有料放送がアメリカほど育っていないので、仕方のない面もあるのでしょう。野球シーズンに野球中継に夢中になる私が偉そうなことは言えませんが・・・。いやいや、野球を見ているときは、頭はフル回転しています。仕事よりよほど集中しています。



それはそれで問題かあ。



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